【オススメ】 榎本ナリコ/世界制服

世界制服
世界制服 1 (1) (サンデーGXコミックス)

■ 【強力にオススメ!】 な、なんだこれ?著者、榎本ナリコって・・・別人?という セカイ系暴走ギャグ。あとがきで自身もびっくりしているが、 いや、こんな才能を引っ張り出した編集さんは、えらいよ、ほんと。 そんな発注、しないもの、普通の神経していたら。 強く推薦!!の一冊。

題名は「世界制服」とかいて、ユニ・フォーム。 universal reform の略、らしい。まぁその辺は適当なでっち上げだ。 内容は、世界系ギャグ読みきり集。

発端となった一作め。episode0、となっているのは連載前の 作品のため。「高卒エスパー光」と題された物語の主人公は、 エスパー。マスコミでもてはやされ、しかしその能力は スプーン曲げ程度、捏造疑惑が出た挙句、騒動の後忘れ去られたという 存在。そして今は立派な引きこもりとなっている。 そんな彼のもとにやってきたのは一人の女の子。彼女もエスパーなのだという。 テレポーテーションなどお茶の子さいさいな彼女は、 「イヤボーン」で家も学校も消滅させてしまい、居場所がなくなり、 救いを求めて彼のところへやってきたのだった。 ・・・で、彼女の暴走する能力が炸裂。地球さえ滅ぼす勢い。 実際、滅ぼしてしまうのだが。

というような話がたくさん。ギャグと表現したが、これは、 SF短編集である。科学的な裏づけがあるわけではないので、 すこし不思議 的なSFだが、がちがちのハードSFに行く前のSFというのは、 センス・オブ・ワンダーにあふれたこうした作品だったわけで、 ここにはそうしたアイディアがある。笑いに持っていく前には、 周到な準備が必要で、なのでマジメなものよりも笑いを目指した 作品のほうがより高度なのだ。何かを作り上げ、それを破壊するのが、 笑いでありギャグである。ルールを崩す必要がある。そこには新たな視点がある。 なので笑いは泣きより上等なのだ。泣かせるのはシンクロすればいいだけだ。 そこには読みはあっても創造はない。だから泣かせは楽で、笑いは難しいのだ。

そんなわけで、笑い上位主義な私としては、この作品は熱烈に支持する。 榎本ナリコ的なものが正直得意でなかった私が熱烈支持に回っているので、 同様に苦手だったひとには是非、騙されたと思って手にとって星井七瀬←ごめん変な変換出た。 この人もなぁ・・・いや、脱線はすまい。榎本ナリコ的なものが好きな人が どう思うかはわからないが、ファンなら買って読んで判断。というわけで、 みんな読んでみよう。これをつまらないと思うひとは、コメント欄に、 どこがどうつまらなくて、で、あなたのオススメはこれ!という漫画や小説も 冷静に記していってくれると有難い。

今年の単行本一巻として、5本の指には確実に入るだろう収穫です!


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【帯】 「 センチメントの季節 」の榎本ナリコ、最新作で新境地に挑戦!!そして世界は、少女たちに制服される−

【裏表紙】 あの 「センチメントの季節」を描いた榎本ナリコの新境地!! バーチャル少女にロリ少女、アンドロイドに熟女まで!?ぜんぶ読みきりで制服美少女 満載&限界ギリギリのネタ満載!!さらに幻の作品「高卒エスパー光」 も収録!!地球を揺るがすハイテンション・ギャグ、全世界に降臨!!!
掲載=月刊サンデーGX 2007年8月号、2008年2月号〜6月号

小学館
サンデーGXコミックス
2008(平成20)年8月21日初版第1刷発行
定価=533円+税


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