椎橋寛/ぬらりひょんの孫
ぬらりひょんの孫 1 (1) (ジャンプコミックス)
■ 妖怪の孫は、彼らを束ねる魑魅魍魎の主となれるか?
主人公が住んでいるのは妖怪屋敷。両親は 人間だが、祖父は妖怪を束ねる、ぬらりひょん。 少年は妖怪を尊敬し暮らしていたのだが、 ある日、妖怪など実在しないといわれていること、 そして人間に妖怪が嫌われていることに気づいてしまう。
ぬらりひょんの血を引く少年を三代目に、と推す声もあるが、 人間じゃないかと反対する妖怪もおり、 彼を亡き者にしようと企む。幸い彼は難を逃れるが、 標的となったバスには人間のクラスメイトが乗っていた。 それを助けるため、彼は妖怪に変化を遂げる。
妖怪覚醒物語−だったら面白かったのになぁ。 妖怪の血が1/4入っている少年は、どうも一日の四分の一 しか妖怪に変わらない、変われないらしい、という設定を 提示しつつ、その後はなかなか覚醒しないという中途半端さ。 勿体ない。
少年は人間として品行方正であろうとしすぎ、 妖怪を率いることにも抵抗する。 その押し問答、逡巡が、物語上の葛藤として機能している のはわからないでもないのだが、しかしやっぱり邪魔だろう。 話が前に進まず立ち止まってばかりでは、読んでいて いまひとつ面白くない。
主人公が妖怪の長として活躍しつつ、 人間との接し方も現代にあった対応とし、 一方で妖怪内の対抗勢力も存在する、 主人公は強いのだが一日の1/4しか 妖怪として動けないというハンデがある、 という話で十分楽しい内容になると思うのだが、 そこになかなか入っていかないのがもどかしい。
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椎橋寛 (しいばしひろし)
ぬらりひょんの孫 (ぬらりひょんのまご)
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【帯】 「今夜は何だか・・・血があついなぁ・・・」 少年ジャンプ誌上で大反響!!「4分の1妖怪」リクオ の痛快妖怪任侠活劇いざ開演!!掲載=週刊少年ジャンプ 平成20年15号〜21号、赤マルジャンプ・ 2008SPRING
【裏表紙】 妖怪の総大将・ぬらりひょんの血を継ぐ奴良リクオは、 一見普通の男の子。妖怪の総本山・奴良組の若頭として、 祖父のような立派な首領になることに憧れを抱くのだが・・・!? 痛快妖怪任侠活劇、ここに開演−!!
集英社
ジャンプ・コミックス
2008(平成20)年8月9日第1刷発行
定価=390円+税











