2008年上半期オススメ一巻TOP10

2008年上半期のオススメTOP10を発表します!

1. 秋吉由美子/まつのべっ! すでに完結している作品ということで意味合いが若干異なるかもしれません、全2巻を読み通しての高評価ですので純粋な一巻レビューとはいえません。しかし、連載終了後の発刊、4コママンガとしての可能性、といったことを考えると、これはやはりぜひ手にとってほしい一冊です。2008年のマンガ単行本の収穫のひとつ。

2. 羽海野チカ/3月のライオン 一発屋じゃないぞ、というところを示した一品。「ハチワンダイバー」がある中で将棋をどう描くのかと思ったが、将棋のある生活、というアプローチで、作者の持ち味を生かしつつ新味を出しています。

3. 末次由紀/ちはやふる  作者の巻き込まれた騒動のおかげで判官びいきとなっている面もあるが、しかし、この作品の持つ力はすごい。トレースだの盗作だのという話はあちこちから沸いて出るが、こと創作に関して言えば、そうしたフレームは問題ではなく、そこにどれだけ血が通っているか、沸き立つものとなっているか、なのだなぁ、ということがよくわかる。この才能が埋もれずに復活したことはマンガ界にとってありがたいことだろう。少なくともマンガ読みにとっては幸せだ。

4. 片山ユキヲ/空色動画 アニメーションの楽しさを端的に表現した作品として傑出している。はじめの一歩の楽しさが、そもそもの発端ということはよくある。それをうまく表現した一作。明るい雰囲気に読んでいるこちらも晴れ晴れ。

5. 小池田マヤ/不思議くんJAM 読んでいるうちに、突如として話がねじまがり、予想だにしなかった方向へと進んでいく。メリーゴーラウンドだと思っていたらジェットコースターでびっくり。でもそれも好きだからOK、OK。このまま荒れ狂うストーリーに身を任せることにします。

6. 小玉ユキ/坂道のアポロン かっちりとしたお話は時代設定がいまいちわからない。無理に説明しないところがイイ。作者の連載ということで持っていた期待からはやや変化球な感じもするが、いや、それならそれで別の楽しみが生じてきた。

7. 河下水希/初恋限定。−ハツコイリミテッド− 恋をめぐる連作短編集。少年向けのマンガよりもむしろ谷川史子好きな少女マンガ読みこそ楽しめる作品かも。萌えでしょ、みたいな感じで遠慮や回避をしている女の子が読んでみたら案外はまるかも?

8. 福満しげゆき/生活 乗ってる作者は私小説風な作品が多いが、そこからうまい具合にスライドしていった奇妙な味の作品。ダウナーなのにハイテンション。

9. 藤田和日郎/月光条例 おとぎ話を使ったファンタジー、そのあり方としては現代人が向こうの世界に行くか、こちらの世界に御伽噺の人物が来るか、だが、後者を選んだことで複数の話を並行して描くことができるのが魅力。あ、でも、前者でかつ複数の御伽噺が混合していくほうがより面白い?いや、それじゃあ主人公が帰れないか。「アリス」も「ガリバー」も向こうの世界が単一だから抜け出せたわけだし。

10. 勝木光/ベイビーステップ 一段づつ階段をあがっていくテニスもの。テニス版、明るい「はじめの一歩」みたいなものか。才能は確かに常人離れしているのだけれど、ゆっくりな成長であるのがリアリティあり。そして読んでいてわくわくするというのはきっちり抑えていて、そのバランス感覚が稀有。

喜国雅彦/魔Qケンも入れたかったが何位にしようか迷って結局入れそびれた。順位はそう意味のあるものではなく、「本の雑誌」のベストテンと選び方に大差ないと思っていただければ。もちろん取り上げた作品はすべて自信をもってオススメします。合わなかったら・・・まぁそれはたまたまマッチングが悪かったということでほかの作品をお試しください。10作品全部趣味じゃない、という場合には、ほんと申し訳ないけれども、0.1%にも満たない確率なので、私とアナタの相性の悪さには自信を持っていいかもしれません、うちで低評価な作品を読んでみるという方向で当ガイドを使っていただければと思います。



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