【番外編】ピンボールが熱い傑作! とよ田みのる/FLIP−FLAP

FLIP-FLAP
FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)

■ 【オススメ】 ピンボールに賭ける青春!熱い熱い傑作だ!

高校を卒業、大学も決まっている少年は、普通な自分に うんざりしていることもあり、この機会にと変化を求めた。 あこがれていた女の子に告白する。玉砕覚悟の 儀式だったはずが、思いがけずOKの返事。 ただし、条件がついていた。連れて行かれたのはゲームセンター。 ピンボールマシンの前で、ハイスコアをクリアできたら 付き合う、といわれるのだった。そしてお店には 恋のライバルがずらり。

少年が欲しかったのは「変」ではなく「変化」だったのだが、 しかし、乗りかかった船、と元々ゲーム好きで素質もあることもあり、 能力もある彼はめきめきと腕をあげていく。もちろん恋のではなく ピンボールの腕前。いや、そう主人公は思いこんでいるが 実は・・・

一巻完結本ですが番外編としてご紹介。見も知らぬ人の出した記録に 憧れ恋し、それに近づこうと努力を続け無心になる。 無意味なことに熱中することの素敵。 熱さこそが、周囲もまた熱狂に導くのだ。少年は 無我の境地に入り、誰も立ったことの無い頂点を目指す。 本気で心から楽しむことの素晴らしさ。それを、 ストレートに描写している。

ピンボールが題材という珍しさ。クールと関連付けて 語られることが多いそれを、熱血、夢中、青春と結びつけたひねり。 ゲームセンターと常連たちをひとつのサークルのように 明るく楽しい繋がりとして描く。 スポーツ漫画でもないのに熱を感じさせるのはユニーク。 しかもその熱のまま突っ走るのは、一巻完結という尺のおかげ なのだろう。 うん、傑作!

著者作品未読のひとが気になるのは絵柄だろうが、 女の子の口の描写には好き嫌いあるかもしれないが 私は愛嬌があってよいと思う。傾向としては、 たとえば「 大東京トイボックス 」の うめ氏、「少女ファイト」の 日本橋ヨヲコ氏あたりが好きなら雰囲気は似ている。 →とよ田みのる氏著作(本作のほかは「ラブロマ」全5巻)。

今年出た漫画のなかで買うべき本10冊を選べといわれたら、 必ず入れます。 公式サイト では

こっから生き残れるかが勝負です
なんて書いてあるけれど、ぜひ読みたいので今後ともお願いします!カバーはずすとおまけあり。題名は「FLIP-FLAP」ですが 双子姉妹 とは関係ないです。あ、関係ないですが、 そっちのフリップフラップも私は好きです。


■今月のパワープッシュです!!

とよ田みのる (とよだみのる)
FLIP-FLAP (フリップフラップ)
→ 【 アマゾンで購入 : FLIP-FLAP (アフタヌーンKC) , bk1で購入: FLIP−FLAP アフタヌーンKC
【帯】 世界初(?)のピンボールラブコメ!!「 このスコアを超えること」片想いの同級生・山田さんが提示した 交際の条件をクリアするため、フツーの高校生・深町くんの生活が一変する!!! 街角のゲーセンからシカゴまでぶっ飛んでいく とよ田みのる最新作!!
掲載=月刊アフタヌーン2008年3月号〜6月号、2007年2月号

講談社
アフタヌーンKC 513
2008(平成20)年6月23日第1刷発行
定価=571円+税
■著者の作品レビュー
とよ田みのる/とよ田みのる短編集 CATCH&THROW
とよ田みのる/タケヲちゃん物怪録
とよ田みのる/友達100人できるかな
とよ田みのる/FLIP−FLAP


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