【オススメ】 小玉ユキ/坂道のアポロン

坂道のアポロン
坂道のアポロン 1 (1) (フラワーコミックス)

■ 【オススメ】 注目の作家さん、小玉ユキ 氏の初の一巻超本です。田舎の学校に転校してきた 少年は、自由奔放な同級生のおかげで息苦しさから逃れ、そして、 ジャズを知る。

父は船乗り。母は家を出た。そんな環境のため転校の多い少年。勉強はでき、 ピアノも弾ける。今回は、病院を経営するおじの家に世話になる、が、 居心地はあまりよろしくない。しばらくの辛抱、とは思ってはいるのだが。

学校で人間関係がうまくいかなくなると吐き気を催すようになって数年。 教室から逃げ出す先は屋上と決めていたが、この学校の屋上は施錠されていて、その 鍵は暴れん坊と噂のクラスメイトが持っていた。

しかし彼は評判ほど悪い人物ではなく、主人公とはウマがあい。 主人公は反発するが相手は意に介さず。クラス委員の女の子は 彼と幼馴染で、猛獣をならすかのような扱い。 そんな彼女に優しい言葉をかけられたことで主人公はめろめろに惚れてしまう。

三角関係のような形を描きながら終盤で別の人物の登場により 一方通行の片思い話に展開しそうな雲行きに。 他方でジャズを同級生に吹き込まれ、そのリズムに魅せられた主人公は、 彼とともに、クラス委員の家であるレコード屋の地下にあるスタジオで セッションを楽しむようになる。 ひと夏の経験ものに似た類。都会ものが田舎に来て 色々と成長する、という話を、もう少し時間をとって 描く感じ。

ええと、考えてみたら、これ、時代設定いつなんだろう? その辺を提示していないのが寧ろいい感じ、と思うが、 気になっちゃうひともいるかも。裏表紙には1966年、 とありますね。そりゃ船乗りにジャズにレコード屋だから 21世紀ではないわな。

家庭や何やらのバックボーンに関しても 特に描かず。これもくどくどしくなくて好感。 物語において説明的な要素はなければないほどよい、 そうした情報は特に明示する必要もない、 と思う私にはしっくりくる作りかたです。

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小玉ユキ (こだまゆき)
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【帯】ああ、丸尾君になりたい!丸尾君になって、西見君の恋の行方を 毎日観察してみたいー! 直木賞作家 三浦しをん推薦  恋と友情と音楽。思春期というものは、いつの時代も眩しくて少し苦い。 60年代後半、地方の町を舞台に、ナイーブ男子とバンカラが繰り広げる 直球青春物語。

【裏表紙】 1966年初夏、横須賀から地方の高校へ転入した薫。 幼い頃から転校の繰り返しで、薫にとって学校は苦しいだけの場所になっていた。 ところが転入初日、とんでもない男と出会い、薫の高校生活が 意外な方向へ変わり始め・・・!?

掲載=flowers 2007年11月号〜2008年3月号

小学館
flowersフラワーコミックス
2008(平成20)年4月30日初版第1刷発行
定価=400円+税



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