宮下英樹/センゴク外伝 桶狭間戦記

センゴク外伝桶狭間戦記 (KCデラックス) (コミック) 宮下 英樹 (著)

■ 今川義元を描く戦国もの。

五男ゆえ母は僧にするつもりで 名の知れた高僧を呼んだが、 当の子供はやんちゃで聡明、一方の 僧も自身の経験から僧などつまらんと 戦国大名を目指すよう指導する。

その子の奔放な性格は間抜けと誤解されるも 天性のカンのような鋭さは本質を見抜いていた。 彼は後の今川義元である。

なんだ信長と同じような人物か、 と思いもするが、その信長の時代のひとつ 前の世代を描く作品はなかなか面白い。

底辺にイデオロギーのごとき ものが流れており、それが合わないと読んでいて違和感も あろうが、そうして筋がとおっているがゆえ 力強く骨太な話になっている。

実権を握ったり合戦の現場などの肝心な シーンはとばし気味で殆どというか全く描かれない のだが、そんなつくりでもドラマチックでダイナミック に仕上げるのは可能なんだな、と感心する。 いや、昔の佳作映画なんかはこういう 作りであったような気もするが。テンポが すべてを支配するんだなぁ。

■続刊購入する?→ 【検討中】

宮下英樹 (みやしたひでき)
センゴク外伝 桶狭間戦記 (せんごくがいでん おけはざませんき) → 【 BOOK倶楽部 , アマゾンで購入 , 自由テキスト ビーケーワンで購入 】

日本史上初の“真”戦国大名にして、乱世を遊んだ男・今川義元 対するは後の天下人・織田信長 戦国史上最も有名な合戦を描く、超絶歴史エンターテイメント!!いまだ謎に包まれた【桶狭間】の真実に迫る決定版!!

乱世とは 果てるまで 命を燃やす 遊び場であると 戦国時代最高の軍師・太原崇孚雪斎

駿河の庵原家に生まれた太原崇孚雪斎は、幼くして仏門に入り、僧として生きる事を定められた。ところが雪斎27歳の時、駿河国主・今川氏親の懇願を受け、雪斎は今川家の五男坊・方菊丸の教育係を任ぜられる。この“問題児”との運命的な出会いによって、雪斎は乱世へと一歩を踏み出すことになるのだった――。まったく新しい視点で描かれる驚愕の第1巻!!

掲載=−

講談社
KCDX 2451
2008(平成20)年2月6日第1刷発行
定価=648円+税

マンガ一巻読破は、 2005年1月以降に発売された漫画単行本のうち「1巻」表記のある 作品を網羅してレビューするサイトです。◆
RSSリーダーでのご購読にはこちらをご利用下さい



search this site.

mobile

qrcode

selected entries

categories

profile

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM