【オススメ】 福満しげゆき/生活

生活 1 (1) (コミック) 福満 しげゆき

■ 【オススメ】 平凡な人生を送っていた青年がふとした 行動から開ける別の生活。

コンビニで店員をしている主人公は退屈な日々を送っていた。 ある日、不振な行動をする少年を発見。すばしっこい彼を 追うと下着泥棒をする直前で、 これをあわてて引きずり下ろす。 鬱屈がたまっている少年は正義感にも燃えていて、 そんな彼を見た主人公はテレビで報道されていた猥褻教師に 目をつけ、いたずら心からこれを縛って吊るし上げることにする。

その試みは成功するが実は相手は別人で、しかも 情報を聞き込んだ女子高生には企みを知られ、 結果彼女も加わった犯罪者に鉄槌を食らわすチームが結成される。 そこに、手にトンカチを持って青少年を叩きまくる 定年間近の男性が出現。一戦交えたのち、同じ志ということで、 これまた一緒に行動することになる。

そんな妙な広がり方をする話。面子が広がり組織は 警備会社になり商売として成立、街のパトロール も並行させ、入りたいという青少年からは上納金を 吸い上げる、といった、やくざ顔負けのシステムになっていく。 そして初期メンバーの主人公たちは祭り上げられ、 軒を貸して母屋を取られる形となる。

そんな反社会的な話だが、普通こういったものは 熱意や熱気のある者や野望のある者が中心なところ、 主人公たちはどう見ても後ろ向きで、 たまたま起こしたいたずら心から、 それをきっかけに他の者に引きずられて 線路の上を走らされる形になっている。

神輿に担がれた初期メンバーだが、 結局居心地が悪くなり、自分が作った組織に反旗を翻すことになる。 ファウンダーの苦悩ってやつか。

スリルとサスペンスがありそうな割に 、なさそうな感じもする微妙な温度の作品。 ダウナーなのにハイテンションで疾走する 矛盾がよい味として現れている。

著者の 「僕の小規模な生活 」は苦手という人も その認識を改めるために是非一読を。

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福満しげゆき (ふくみつしげゆき)
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ちょっと、戦いが始まる!! 福満しげゆき初の長編ストーリーマンガ デビュー作『娘味』も収録!
掲載=プロローグ=高円寺文庫王国Vol.2(2007年5月18日)、 アックスVol.47〜53、55(2005年10月31日=2007年2月28日)、 描き下ろし、「娘味」ガロ1997年2月号(青林堂)

青林工藝舎

2008(平成20)年1月31日初版第1刷発行
定価=1000円+税

著者の他作品(過去記事)→ 福満しげゆき/僕の小規模な生活



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