【オススメ】 デビッド・宮原、たなか亜希夫/かぶく者

かぶく者 1 (1) (モーニングKC) (コミック) たなか 亜希夫 (著), デビッド・宮原 (著)

■ 【オススメ】 歌舞伎界の歌舞伎者の話。

現代、梨園は血筋がすべて。 名跡を襲名した御曹司役者はその力量を評価 されてはいるが、しかし、彼には気になる 芸の上でのライバルがいた 。歌舞伎界のはみだし者、幹部に目をつけられているが しかしその上で評価されており、芸をぶつけあい 切磋琢磨する存在として育てられている。

力量がありながら壁にぶつかる天才たちの物語。 その世界が、血統で出世が決まる伝統芸能であり、 そのため、看板を背負って立つことが運命付けられている 息苦しさ、それを抜け出し新しいものを生み出そうともがき 無理をする。一方で出世は望めない者は、 そのことに対して特別な意識はないが、 しかし映画や観客のいないところに興味がなく、 街頭での歌舞伎芝居がいまのところ一番自分を表現できる。

芸の為に死に向かえ、という、芸事に賭ける話。 面白そうに見えるが、しかし、主人公と映画での共演相手であり 付き合っているのが御曹司という女優だかタレントだかの存在は、 話を動かすためとはいえ邪魔にしか見えない。 現実の女優の名前を混ぜ込んで話を進めるのも余計なノイズ。 一巻の終盤では、話が江戸時代に飛ぶという具合で、 同時発売の2巻も一緒に買って読むことを前提とした 構成になっている。

歌舞伎の型の美しさを追求していくのが本題であり、 確かにその型を描く場面はすばらしい。

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練りこみはまだまだに見えるが、期待。

原作=デビッド・宮原(デビッドみやはら)、漫画=たなか亜希夫 (たなかあきお)
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かぶく快感! 「かぶく」とは、歌舞伎役者がご見物(観客)の心をつかみ、意のままに揺さぶる事をいう。それは無上の快感なのだ!

伝統も格式も関係ない、ただご見物を“かぶく”のみ!駆け出し役者の市坂新九郎、新宿でのストリート歌舞伎を手始めに芸の道をわがまま気ままに突き進む!!

掲載=モーニング2007年8号、10号、12号、14号、16号、18号、 20号、23号、25号、27号

講談社
モーニングKC 1653
2007(平成19)年12月21日第1刷発行
定価=524円+税



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