1.
河合克敏/とめはねっ! 鈴里高校書道部
:普通でない材料をつかって普通のマンガを組み立てるところが一番。
2.
地下沢中也/預言者ピッピ
:手塚治虫的、偉大なSFをこの作者がという意外性。
3.
久正人/ジャバウォッキー:表現と題材のマッチした格好イイ作品。
4.
木々津克久/フランケン・ふらん:ちょっとのエロとすごくのグロ。気味悪い内容なのに案外気持ち悪くない。
5.
吉富昭仁/BLUE DROP〜天使の僕ら〜:性の倒錯のその先を描く意欲的なSF。
6.
山田秀樹/魔乳秘剣帖:おばかなエロ時代劇を生真面目にやるところが素敵。
7.
ミキマキ/少年よ耽美を描け〜BOYS BE TAMBITIOUS〜:BLを、それを知らない人間が学習するという形で使った発想が見事。
8.
安倍夜郎/深夜食堂:人生とB級グルメをうまく絡ませた絶品、大人の短編。キレイすぎるくらいに巧くまとまっている。職人芸。
9.
杉山小弥花/当世白浪気質〜東京アプレゲール〜:戦後を描く作品で雰囲気独特。
10.
青野春秋/俺はまだ本気出してないだけ:やる気があるんだかないんだかな四十オヤジの自分探し話。四十にして漫画家を目指す。 もしくは、福満しげゆき/僕の小規模な生活:躁鬱気味な売れない漫画家の日常生活。鬱屈した感じもしつつ、仕事が軌道に乗りかかっているので読んでいて案外しんどくなくオススメできる。
他にはないような作品、というのが選抜の基準です。なので、この10作品以外にも、好きな漫画、オススメしたい漫画はあります。→月別オススメもご覧ください。
なお当初のフライング発表から若干変更いたしました。
【参考】→ 2006年のベストセレクション