森川久美/ざくろの木の下で
ざくろの木の下で 1 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) (コミック)
森川 久美
■ 【オススメ】 冒険活劇歴史超大作、には見えませんでしたが。。。
騎士として腕を上げよう、名を上げよう、 と夢見ていたが、夢は夢のまま。今は旅の者となった しがない傭兵、タダの兵士。熱くなると見境なく 入れあげる性格のせいで、宿の主人の甘言にのり、 賭場で全財産をすってしまう。そこに近づいてきた人物は、 ある者を殺せばカネを出すという。町外れにある魔法使いの 家に住みついている者だと聞き、忍び込んでみるが しかし犬に襲われ脳震盪を起こした上に足の骨も折り、殺す筈の 相手に面倒を見て貰う羽目になる。
朝日ソノラマ−ではなくなったのでカテゴリのラベル名も 書き換えなきゃいけないが、この出版社このレーベルらしい、 スロースタートから徐々に話も世界も広がっていく物語。
中心となる人物が命を狙われる理由は、カネや色恋の部分もあるが、 それ以上に、地動説を唱えたが故。信仰と異端に まつわる物語で、狭いフレームのなかで終わるマンガではない。
主人公は話が進むにつれてどんどん脇に回っていく感があり、 このあたり影が薄いというか可哀想というか。恋愛面でも救いがないし、 道化師役か。絵も、登場人物が多いので見分けがつかないというか 入り交じる場面は誰が誰だっけと混乱してしまうのだが、 それでも我慢して読むだけの価値はある。
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森川久美
(もりかわくみ)
ざくろの木の下で
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舞台は、ルネッサンス初期のイタリアのとある都市。ここで出会った騎士のマルクと錬金術師のエクトール。腕は達者だが、不器用で、変なところでマジメな2人が遭遇する、数々の受難をシニカルな目線で描く歴史ロマン。掲載=夢幻館2006年Vol.8、10〜14
朝日新聞社
眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
2007(平成19)年12月30日第1刷発行
定価=600円+税

















