【オススメ】 さいとうちほ/アイスフォレスト

アイスフォレスト 1 (1) (フラワーコミックス) (コミック) さいとう ちほ

■ 【オススメ】 壮大な話の多いフィギュアスケート(アイスダンス)もの

かつてスケーターでもあった青年は、大グループの会長の 跡取り息子。だが父は死去、今は叔父が全権を握っており 彼はお飾り的な立場に置かれている。 所有していたスケートリンクのひとつを廃止、 その解体現場を見に来ると、 そこにはリンクで滑る一人の少女がいた。その滑走の 綺麗さに彼は見とれる。

元ジュニアチャンピオンで、ケガによりアイスダンスに転向するも 男子の手薄な日本では鳴かず飛ばずのままだった少女と知り、 彼は自分のリンクにスカウトに動く。

才能があるがパートナーとの仲がうまくいかなくなりカナダから 日本へ移籍したハーフの男子と、このフィギュアあがりの少女とが ペアを組み、上を目指していく話。いきなりとんとんという展開ではなく、 大会に出るためのコーチを探し、目を付けてもらうためにエキシビジョン に出て魅力を見せつける、というのが一巻。ゆっくりじっくり 話を積み上げていく。なので一巻時点では話はまだまだ 序盤だが、十分に面白い。

スケーター達の他に、そのスポンサーである人物も描く。 こちらも絶対の存在ではなさそうで、ウインタースポーツにつきまとう 基盤の弱さはここでも話に組み込まれる。話の軸が二つあるところ が内容を深くしている理由かもしれないが、 フィギュアスケートもの(アイスダンス含む)には、 魅力的な作品が多いように思う。

競技が、相手との勝ち負けというよりも、 自分自身との戦いという面が強いからかもしれない。 対戦した相手を負かすわかりやすさがない分、逆に、 力のインフレといった状態になりづらい。 似たスポーツではたとえば体操や飛び込みもあるがこれは 競技時間が短い。新体操なら長いがペアというわけにはいかない。 シンクロナイズドスイミングはペアや団体があるが、 鼻栓がねぇ・・・。チアリーディングは よさそうだが人数が今度は多すぎるし、競技としての知名度がまだ劣るかな。 ペアで競技するもので様になって見る者を惹きつけて飽きさせない、 というものはそうはないのかな。

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さいとうちほ
アイスフォレスト → 【 小学館:コミック 『アイスフォレスト 1』 , アマゾンで購入 , ビーケーワンで購入

煌河グループの御曹司・煌河一己(こうがいっき)は、北海道のスケートリンクで珠洲雪野(すずゆきの)と出会う。彼女は、ジュニア時代に天才と呼ばれた選手だったが、ケガをきっかけにスケートをやめてしまっていた。だが、雪野の才能を見抜いた一己は、彼女を再びリンクの上に立たせようと考える…。華麗なるアイスダンスの世界を描いた氷上ロマン、第1巻!!
掲載=flowers 2007年7月号〜10月号

小学館
flowers フラワーコミックス
2007(平成19)年12月1日初版第1刷発行
定価=390円+税



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