【オススメ】 小田ゆうあ/斉藤さん

斉藤さん (コミック) 小田 ゆうあ

【オススメ】 主人公は年長組の息子を持つ主婦。息子が割と乱暴もので、周囲からのあたりがきつくなり、それが原因でノイローゼとなって引っ越してきた。が、今回の街は和気藹々。ほっとしたが、ひとり、馴れ合いから距離を置き、間違っていることは間違っていると指摘する母親がいた。

それが斉藤さん。厄介者だと思っていたが、だんだんとその格好よさに惹かれ、主人公は彼女のファンになっていく。息子同士も仲良くなり、おとなしく集中力のある斉藤さんの息子に、主人公の息子も感化されて行動が落ち着いていく。・・・しかしこの斉藤さんの息子くんは出来すぎだねぇ・・・

話は現代の勧善懲悪物語−というと、ちょっと違って。斉藤さんが指摘したことで、逆恨みするような輩も当然おり、それによってトラブルが起これば指摘したせいで波風が立った、ということになる。『智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。』ってところですか。事なかれ主義のなかで正論を貫こうとするのは難しい。

日和見な世間の空気がリアル。とはいえ、そのまんま解決せずではなく、意外なところから突破口が開ける。ジタバタしていると道は開けるものですから。そして、トドメの一撃、これがすばらしい。世の中回していくのは結局、そういうことですね。正論を並べるというのも、まぁそれはそれで勇気のあることであり意味がないでもないですが、正論吐きっぱなしで、愚民どもめ、とつぶやくのは、そういうキャラクターもなしではないが基本的にギャグであって、実際に問題を解決したいという気持ちがあるなら、着地に導くアプローチが必要でしょうね。実際にこう行くかどうかは現実にはあれですが、こういう素敵な決着は惚れ惚れします。

2巻が刊行されましたので、1巻表示がないのですがご紹介。

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買いました。

【裏表紙】 思ったこと、感じたことを率直に言うのって、 結構勇気がいる。でも、言わなきゃ何も 変わっていかない−。そんな、 簡単なようで難しいことを“斉藤さん”は いとも容易くやってのける。 斉藤さんから目がはなせない。
小田ゆうあ (おだゆうあ)
斉藤さん (さいとうさん) → ビーケーワンで購入 , アマゾンで購入

掲載=office YOU 2006年2月号、10月号〜12月号

集英社
office YOU COMICS(オフィスユー コミックス)
2006(平成18)年11月22日第1刷発行
定価=457円+税



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