奥浩哉/め〜てるの気持ち

め~てるの気持ち 1 (1) め~てるの気持ち 1 (1) 奥 浩哉

30歳の主人公は母親が亡くなってから15年間ひきこもり 生活中。闘い続けてきたがもう時間がないという 57歳の父親、アタマも禿げた父だが付き合っている女性がいて、 彼女と結婚するが直後にガンのため死亡する。

主人公にとって義理の母親となるのは、ミスキャンパスにも なったことがあるまだ若い年下の女性。 亡くなった主人公の父つまり夫にも、 周囲にも、ひきこもりの息子などほっておいていいと 言われているが、そう言われるとなんとなく意地になってか、 主人公を引きこもり生活から解放するのが役目と一人奮闘する。 そんな彼女の気持ちには当然思い至らぬ主人公、 短絡的かつ自分勝手な思考回路をフル回転させる。

そんなひきこもり物語。IQ高くて元々は美少年、 という主人公のマンガ的設定が痛いコメディとして の展開に効いている。まぁそれくらいじゃないと、 絵としても物語としても、厳しいものね・・・ 家庭問題カウンセラーとの電話のやりとりなど皮肉も効いているが、 さてどういう方向に向かうのか。

ひきこもりを扱った異色作ではあるが、 ネットの展開を封じ、 父親の面影を息子に見るわけでもないヒロインとでは ラブコメ的な方向にも安易には進まず、 あー、どうするのかな。興味はあるものの、 正直どうでもいいテーマではあるし、 面白くもない。当事者だけが真剣で 他人にとっては基本的にどうでもいいという話を、 赤の他人である読者をどう巻き込むか、 なのだが、うーん、絵がカワイイ、だけでは ちとムリがあるような。

いや、ユニークなマンガだとは思うんですけれども。 コメディとして笑えりゃいいんだけど、 ヒロイン側は真剣だしねぇ。主人公笑い飛ばすわけにも・・・ といって客観的に読んだら、どうでもいい話だしなぁ・・・ もうひとひねり・・・かなぁ。 まぁ、 帯ではラブコメって謳ってるから今後の展開はそっちか。 そりゃそうだろうが、やー、それだとほんと、 どーでもいいなぁ。お節介女とひきこもり男の恋愛、 ってだけではちょっと。

■続刊購入する?→★★
表紙絵だけで買うと意表ついた内容なので、 要注意。

【帯】 ひきこもりと、愛と、悲喜こもごも。  30歳・童貞・“ひきこもり”×健気でちょっぴり ガンコな“年下母さん”どーにもならない距離はどーにかなるのか!? 新感覚ひきこもりラブコメディ登場!

【裏表紙】 小泉慎太郎・30歳・童貞。 ひきこもり歴15年。 ネットと少年マンガを生き甲斐に日々を過ごす彼だが 長年戦い続けてきた父親が突然の再婚! 現れたのは自分よりも“年下”の母親・はるかだった。 健気でキュート、でもちょびっとガンコな母親と ひきこもりのダメオトコの、3歩進んじゃ2歩下がる 長い長〜い日々が幕を開ける・・・!!

奥浩哉 (おくひろや)
め〜てるの気持ち → ビーケーワンで購入 , アマゾンで購入

掲載=週刊ヤングジャンプ平成18年40号〜47号

集英社
ヤングジャンプ・コミックス
2007(平成19)年1月24日第1刷発行
定価=590円+税



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