池辺葵/ブランチライン


ブランチライン(1)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing) (amazon), ブランチライン (honto)

■四姉妹と母の女系家族を舞台にしたお話。 著者にしてはやや薄味?

バスで山の上へ帰る女性、既に亡くなっている夫の命日を祝っている。アパレル通販で働く女性、 喫茶でランチメニューを作る女性、市役所で遅刻して上司になじられている女性…彼女たちは姉妹で、山の上の鼻の家に集合する。もう一人、長姉は息子とハワイにいる、四姉妹の物語。


家族ものは視点がぐるぐる動いて単行本の一巻だととっちらかることも多いが、 本作の場合は姉妹の末っ子を中心に話が描かれ、その点で読者は迷子になりづらい。 ただしそこに、作品にまだ出てこない長姉の息子、姉妹にとっては甥っ子の話が 混ざってくるのは、さて、どう読もうかな、という気にはなる。


唯一結婚したが夫と上手くいかず疎んじられ離婚する長姉、そしてそれを見ていたからか そういうことでは特にないのか未婚な姉妹。しかしこういう家族の話がメインかというそういう 感じではなく。末っ子が仕事のとらえ方を変えたきっかけが甥っ子にあって、 甥っ子の存在は重要なわけだが、しかし、どうも無理に家族ものを描いているように 見えて仕方がない。物語の展開の幅が広がるようで、逆に末っ子一人の話を描くより 窮屈になっているようにも見える。


まぁ末っ子に関してはある程度話が見えてしまったので、本来の主人公は甥っ子であり、 さらには末っ子の職場でバディを組んでいる青年が境遇としては表裏のようなので、 この二人の対比で描いていく話、なのかなぁ。どうだろう。


【データ】
池辺葵
ブランチライン
【発行元/発売元】 祥伝社 (2020/10/8) ※電子版で購入
■購入:
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【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】『プリンセスメゾン』の池辺葵、心の最深部に触れる最新作! 4姉妹と母。女たちが抱く罪悪感と宝物。 アパレル通販会社で働く4姉妹の末っ子・仁衣。喫茶店を営む三女・茉子。役所勤務の次女・太重。シングルマザーの長女・イチ。そして、実家を一人で守る母。今はそれぞれ離れて暮らしているが、女5人で育てた長女の息子・岳は、皆にとっての宝物だ。けれど、岳にとっての女たちは、いつも正義であっただろうか――? あなたにもきっと、思い当たる感情がある。だからこそ、この物語はあなたの呼吸をふっと軽くする。池辺葵が紡ぐ様々な世代の女たちと家族のあり方について。


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