【オススメ】瀬野反人/ヘテロゲニア リンギスティコ 〜異種族言語学入門〜 


ヘテロゲニア リンギスティコ 〜異種族言語学入門〜 (1) (角川コミックス・エース) (amazon), ヘテロゲニア リンギスティコ 〜異種族言語学入門〜  (honto)

■【オススメ】異文化コミュニケーションを描く異色作。佳作。

傑作なのにレビュー漏れしておりました…。現地の言語とコミュニケーションを 研究する学者で探検家、彼に師事していた弟子が教授に代わり 調査に赴くところから始まる話。行く場所は、いわゆる「魔界」であった。


単身での魔界調査。相手はモンスターであるのだが、 主人公は獣人語を学習してきておりそれなりに聞き取ることができる。 なので擬人化ものに近い。またガイド役として人間に近い風貌で人間語を解する者が 通訳につくのだが、彼は教授とワーウルフの間の子であるという設定。


現地の人と現地語を用いつつ、フィジカル含めたコミュニケーションを 行う様を描くのがユニーク。特に、主人公が人の喉では獣人語の発音は難しいため 拙く聞こえることや、人間界では存在しない言葉に関しては聞き取れないことなど、 言葉でやりとりするにあたってのギャップが表現されているところが面白い。 通常の作品であればスムーズに意思疎通できているのが当然でそれが前提となるのに 対して、その前提を覆しセットバックしたところに問題を設定している本作は 良いところに目を付けたといえるだろう。


言語学、とあるがそれは音声によるものばかりではない、文字やしぐさなどの 視覚だけでもない、嗅覚による言語もあるのだ、という話が早々にあり、 問題意識とスケール感は並みのファンタジーの域を超えている。 これは傑作。 3巻まで刊行済→ヘテロゲニア リンギスティコ 〜異種族言語学入門〜 (3) (角川コミックス・エース)


【データ】
瀬野反人
ヘテロゲニア リンギスティコ 〜異種族言語学入門〜 
【発行元/発売元】 KADOKAWA (2018/12/4) ※電子版で購入
■購入:
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怪我をした教授に代わり、魔界でモンスターとの言語的&非言語的コミュニケーションの調査を任されたハカバ君。ガイドのススキと共に魔界を旅をする、新人研究者の苦悩と日常を描いたモンスター研究コメディ!


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