【オススメ】 麻生みこと/大正ロマンポルノ


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■【オススメ】人を食った話2編。

時代は大正。はやり病で視力を失い、廓に売られた女の子は、 しかし売れっ子となった。「そりゃあの器量だからね/ それに男は見てくれで女を選り好みするくせに/見てくれで女に 選り好みされんのは我慢ならないからね」だから都合がよいと。 そんな彼女が、客の一人に本気で惚れた。 しかしその小説家志望の男は田舎出の坊ぼんで、 大学を卒業しないので送金を止められ、 小説は賞にかからず、一緒に死なないかと心中を持ち掛けるのだった。


という話が一話の最後にひっくり返され、 入れ子構造の小説内小説、いや漫画内漫画だと知らされる。 その後は、この物語を演劇として上演する劇団のお話に。 当然、話はシンクロして進行していき、そして著者の作品なので 良い意味で拍子抜けする落としどころへ着地する。


併録の短編はまた逆方向に人を食った話で、 深いところで結ばれた二人のお話。徒花というよりも、 当て馬か…。飄々と、綺麗に、とてもひどいご無体な話を描く。 それもまた著者の持ち味か。 一巻完結。


【データ】
麻生みこと
大正ロマンポルノ
【発行元/発売元】 白泉社 (2020/9/4) ※電子版で購入
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時は大正末期。盲目の絹子は小説家志望の青年と恋に堕ちる。だが、なかなか芽が出ないことに焦燥感を募らせる青年に、絹子は心中を持ちかけられるが――。予測不能のノンストップ人間悲喜劇開幕!秘密を抱えた、ある美女との邂逅を描く「徒花(あだばな)」も収録。


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