【オススメ】松苗あけみ/松苗あけみの少女まんが道


松苗あけみの少女まんが道 (本当にあった笑える話) (amazon), 松苗あけみの少女まんが道 (honto)

■【オススメ】自伝エッセイものとしては最高級に絵が丁寧。 そして、そうか、こういう人脈だったね…と再確認。 『ぶ〜け』派必見。なお130ページしかないので、 1,000円オーバーのA5版紙書籍で堪能するか、 6掛けの電子版でまぁ安くなっているからいいかと思うかは 迷うところ…。

集英社『ぶ〜け』連載「純情クレイジーフルーツ」で 講談社漫画賞を受賞した著者による自伝もの。 中身は、ぬるっとするっと流れに乗ってやってきた人のお話で 読み応えもあっさりだが、いや、本人の人の好さとか放っておけない可愛さとか あるんだろうなぁというのが節々から。そりゃそういうのは本人では描きづらいわな。


一枚絵のイラストは描けるがネームが書けない、 そんな著者だが後輩の作った漫画研究同好会に参加させてもらい、 卒業後は同人誌のサークルにも参加、そこには美村あきの氏や 安孫子美和氏が後に会員となったり、姉の人脈で出会った先輩が 内田善美氏の友人で、その内田善美氏が卒業制作のため 手伝えなくなった一条ゆかり氏のアシスタントに経験もない松苗氏が 後任として紹介され、ペンタッチに違和感がないということで 採用されその後お友達関係が続くという話は、登場人物が贅沢で 確かに「まんが道」である。そして先生の職場で競馬中継も見る松苗さんが 素晴らしい…素敵だ…。


1975年にアシスタントをはじめて、その後1977年にサンリオ『リリカ』でデビュー。あったねぇ、 オールカラー、セリフ横書き、左綴じ…掲載作の単行本は手塚治虫氏の「ユニコ」しか見たことないな。そして『リリカ』休刊に伴い一条ゆかり氏の伝手で『ぶ〜け』に拾ってもらうという。 紆余曲折あり、自身の女子校時代を反映した作品として少女漫画らしくない作品として生まれたのが代表作「純情クレイジーフルーツ」だったと。ちなみに連載開始は1982年7月号、その前の6月号での新連載は内田善美氏の「星の時計のLiddell」だったそうな。


吉野朔美氏も『ぶ〜け』だったか、そうだなぁ。他に出身者は逢坂みえこ氏、稚野鳥子氏、東村アキコ氏、おかざき真里氏、河下水希氏、遊知やよみ氏、おざわゆき氏と列記あり。 その後増刊として出した『クッキー』が後継誌となり2000年に実質廃刊、と。なお松苗氏はぶ〜け専属だったが競合誌以外なら描いてもOKという条件だったそうで、なので青年誌に描いてたりしたのか。


我が家ではほぼ電子書籍化して紙の本はほとんど処分してしまったのだが、 内田善美作品は当然のごとくそのまま所蔵。集英社本しか持ってないが、 まだ新刊本で入手できた時代に買えたのはよい思い出…。 などいろいろ思いだす一冊。吉野朔美作品や逢坂みえこ作品は良く読んでました。 松苗あけみ作品は「HUSH!」を読んでましたねぇ…。


【データ】
松苗あけみ
松苗あけみの少女まんが道
【発行元/発売元】 ※電子版で購入
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少女漫画の世界に大きな足跡を残す松苗あけみによる、自伝的コミックエッセイがついに単行本化! 漫画に親しんだ幼少期から、アシスタント期、華々しいデビューからの突然の掲載誌休刊、そして移籍を経てみずからの作風を確立し、名作『純情クレイジーフルーツ』を生み出します。 その後も話題作を描き続けてきた著者の、長い作家人生を1冊に凝縮します。とくにオススメは、師匠であり同志ともいえる少女漫画界のカリスマ、一条ゆかりとの濃い交流! 名作の裏にあった秘話に息をのむ、読みごたえに満ちた1冊です!


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