【オススメ】 ZIRMELI/料理皇国


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■【オススメ】少年向け料理ものだが雰囲気はあり、細かいところに目をつぶれる 大人なら楽しく読める。

18世紀後半フランス、マリー・アントワネットが処刑されたころ、と設定された お話。そこで親に捨てられた少年が救われる。連れていかれた場所は 大衆向け食堂だった。


天才らしい料理長に、強気でポジティブ思考な女性の副料理長、さらに 主人公にとっての先輩料理人がおり、そこに素人の主人公が加わる話。 彼には貧しかったがゆえに効くようになった鼻がある。その嗅覚は、 共感覚として彼には可視化できるものであった。


そして彼は、料理人には二つの道があると告げられる。 ひとつは庶民が食べられる値段で皆を幸せにする慈愛の道で英雄になるか、 あるいはどんな犠牲を払おうと貴族の喉元に食らいつき闘争の道で覇者となるか。 彼は出自ゆえ、自分が存在するのだ、と皆に見せつけたいと、闘争の道を 選ぶという。


かような展開から、食の料理団という目利き腕利きたちと、その料理を審判する 食の裁判官なる者たちが登場、彼はその渦中でステップアップしていく、という 料理の世界を舞台にしたバトルものである。主人公には一芸はあれど、 今はそれだけ。ただ無意識に大口をたたく傾向があり、それは 大物になる証拠だと周囲には目されつつ、とはいえまだ何者でもなく 何もできない状態ではある。いきなり料理ができるようになるような 安易な話には描いていない。が、大志を抱く者を見守る話にはなっている。


しかし食堂の料理長の名前がジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエであるなど ずいぶん大見得をきった作品であり…まぁ料理長の身長は特に低く描かれてはいないが…。 コース料理を取り入れたのも部門シェフ制を取り入れたのもエスコフィエか。 そういやフレンチがコースを導入したのはロシアではプレートが冷めないように一皿づつ運ばれてくるのを見て全部を一斉に供するフランスの料理が野蛮で遅れていることを恥じて取り入れることにした云々って逸話を耳にしたような…それがエスコフィエと結びつくのかは知らん。


架空の時代や国の設定であればともかく、特定の国特定の時代設定実在する人物名の 流用というのは引っかかるところではある。が、そうしたことを気にしないで読めるのであれば、 少年向けの料理バトルものとして面白い。登場人物のキャラクターがはっきりしているので 読みやすい。


【データ】
ZIRMELI
料理皇国
【発行元/発売元】 集英社 (2020/6/4) ※電子版で購入
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「食の戦国時代」が訪れようとしていた18世紀後半のフランスの首都パリ――― 父に捨てられた少年・カレームは「月光食堂」という“レストラトゥール”に拾われる。類稀なる嗅覚を持つ少年は、それを武器に料理人への道を選ぶが…その前に待ち受けるのは「食の怪物」を筆頭としたさまざまな「料理団」。カレームは「覇者」を目指し、フランス料理界を駆け上がる――――!!



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