【オススメ】 小倉ひろあき、toi8、Nagy/リオンクール戦記


リオンクール戦記 (1) (バンブー・コミックス) (amazon), リオンクール戦記 (honto)

■【オススメ】異世界転生ものだが、生への執着心というテーマを つきつめたハードモードな内容は異色。

なろう系小説のコミカライズ。現世から中世ヨーロッパ風の異世界に 転生する話。そんなよくある設定で、よくもまぁこうも様々な佳作良作 を生み出せるものだと感心する。異世界転生ものは偉大なジャンルである。


乱世と後に呼ばれる時代で王国を建国した偉大な祖についての 真実の物語、とする話。主人公は生に執着する。 なぜなら、現代日本で41歳にして病で亡くなってしまった人物が 転生しているから。


話は貴族の家に育った7歳の子供に、現代で生きた41歳の男の精神がそのまま 乗り移ったことで始まる。言葉はすんなり習得できたが、他のことは全くで、 記憶喪失ということで通している。ただそれまでの自身は、悪ガキといえば 表現がマイルドで、残虐極まりない性格であったという。なので人が変わったような 彼は、家族にも周囲の者にも歓迎されることになるのだった。


奴隷制社会であり、貧民もおり、社会はハード面でもソフト面でも整備されていない。 そんな中で現代社会の記憶を持つ主人公が新しいツールを持ち込み 変えていくのが異世界転生ものの定番だが、本作はその前に二つほど 障害物が用意されている。それは、まず主人公がまだ7歳の少年でしかないということ。 大人ではないのでどう立ち回ろうと実現できないことが多々ある。 加えて、生きるためにはサバイバルが必要な環境であること。 なので敵を殺すことを教え込まれ、人間を手にかけることも求められる。 この世界では人を殺すことに慣れないと生きてはいけないのだと。


初めて人を手にかけたとき、優しい兄は言う。「乗り越える必要などない/たかが奴隷たかが罪人だ」「残酷だが俺たちは慣れてしまうんだよ」「慰めてやる言葉はないが覚えていてほしいことはある」「殺しに慣れても殺しを楽しむような人間にならないでくれ」


現代的な思想と切り離された世界、社会を描いているのだ、 という明示がなされており、読み手にも覚悟を迫る。 そんなハードモードの、生々しい、異色の異世界転生ものである。


【データ】
原作=小倉ひろあき、キャラクター原案=toi8、漫画=Nagy
リオンクール戦記
【発行元/発売元】 竹書房 (2020/5/27) ※電子版で購入
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早逝したサラリーマンの第2の人生は 暗黒時代欧州風の異世界でした。
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