【オススメ】 岩井良樹、木下聡志/弧を描く


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■【オススメ】異才を放つ者が才能を見いだされ成長していくスポーツもの。 王道だがアーチェリーという素材の選択が上手い。

オリンピックに3度出場し2度銀メダルの天才アーチャーが引退する。 自分本位で後進を育てるタイプとはみられていない彼が、 たまたま見かけたテレビで北海道の奥地に弓矢使いを発見、 現地で一週間かけてその人物を探し出す。 彼はまだ13歳の子供だった。


弓で狩りをしていた彼を、五輪で金メダルがとれる人物としてスカウト、 アーチェリーを教え込むことになる。なお弓で狩り云々に関しては 本編中でフォローあり。集中力と環境への対応力のある彼は、 練習場ではあっという間に上達。隠れた才能を見出す系のスポーツもの 漫画としてもスピード感はきわめて早い。


しかしそんな上達スピードで物語として成立するのか?というと、そこは 競技スポーツの独特さを障害物として用意することでメリハリをつけている。 個人競技であるアーチェリーは才能ある人物が一気に花開く話に向いている。 決勝ラウンドも一対一の戦いだが自分との戦いという面が強い。


一方、予選ラウンドは大勢が横並び、声援も飛び、静寂のなかで競うという 環境とは遠い。集中力があるのなら問題はなさそうに見えるが、 主人公の精神力は一気に集中力を高めるものの持続しないタイプ。 これをどうやってどんなときでも集中力を発揮できるようにしていくのか、 それまでの自然の中で動くものを相手としていた弓から動かない的を射る アーチェリーへと体や心をなじませていけるのか。


要所要所で適切な言葉を発する元銀メダリストの師匠をうまく使って 進めていく話は、なかなかに面白く魅力的。


【データ】
原作=岩井良樹、作画=木下聡志
弧を描く
【発行元/発売元】 双葉社 (2020/5/12) ※電子版で購入
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引退を決意した五輪銀メダリストのアーチャー榛堂晶は、とある映像に目を奪われ北海道の山奥を訪れる。そこで出会ったのは狩猟をしながら自給自足を送る少年・芦浜倫太郎だった。彼の弓の才能に魅入られた榛堂は、倫太郎とともに五輪の頂点を目指すことを決意し――。アーチェリー界に放たれた一本の矢が、世界を変える!! 王道スポーツ漫画開幕!


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