【オススメ】 千花鶏、綾峰けう、起家一子/女王の化粧師


女王の化粧師 (1) (ガンガンコミックス UP!) (amazon), 女王の化粧師 (honto)

■【オススメ】 花街の化粧師が貴族に見いだされ女王候補のお付きの者に。 あらすじで想像したよりはるかに面白いファンタジー。

ライトノベルのコミカライズ。 花街の人間が有能な男性に引き抜かれ女王候補のそばで働くことになるお話。 構造的にはどこかで聞いたような、薬屋の話に似たような…と思わなくもない 導入だったが、読み進めると似て非なる内容だった。


若いが花街で評判の化粧師。彼女の母親は伝説的な娼婦だった。 彼女は芸妓に、客が好む雰囲気にあわせた化粧を施し、不安を取り払い、 いい気分で送り出せるように仕事をする。そんな彼女の噂を頼りにやってきたのは、 貴族の家の遣い。彼は、女王候補に選出された当主のために、彼女をスカウト しに来たのだった。


王女と女王が急逝し世継ぎが絶えた国で5人の貴族の娘が女王候補として 王座を争っているという小国。…権力不在状態ということ?平和なんだな… とハードの設定については疑問も残るがそれはそれとして呑み込むと、話自体は 非常に面白い。


5人のなかでヒロインがかかわることになる女王候補は末席。 本人にも自信がない。その自信を化粧でなんとかしようとしたのが、ヒロインを スカウトした当主代行。ヒロインは化粧で仕える姫を変える…という話で序盤は 進んでいくのだが、後半から様相が変わっていく。


没落貴族だったはずの家が女王候補になる。母親が病弱だったため 借金があり家は破産寸前。それを他所から来た平民が先代当主の命を 受けて取りまわすが金策で忙しく手一杯。責任感だけはある 姫はその重圧に耐えきれずに当たり散らし、挙句に使用人からは疎んじられる。 しかしそれは使用人たちが姫を甘やかし何も教えてこなかったことのツケでもあった。


話はヒロインが姫に、家を存続させること、そのために女王になること、 ではどんな女王を目指すのか、それを考えるよう突きつける。 根本的には賢く才があるが無知な姫の成長譚という形で物語を 展開していく様子。そのうえで、ヒロインが化粧師であるという点は 動かさず、相手に自分自身がどうなりたいかを明確に理解したうえで ないと化粧を施すことはできない、と啖呵を切らせる。 なかなか良い展開。 この先は当主代行も絡めて、 硬直した貴族社会、国の仕組み、というところまで話が進むのだろうか。


【データ】
原作=千花鶏、漫画=綾峰けう、キャラクター原案=起家一子
女王の化粧師
【発行元/発売元】 ※電子版で購入
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花街で腕の良い化粧師として知られるダイは、ある日女王候補の遣いと称する男・ヒースにその技術を見初められ、貴族街へと引き上げられる。だが、主人となる女王候補の娘は“最も玉座から遠い”と言われていて!? 「わたしにできることはただひとつ。あなたを、あなたが望むように美しくするだけ」化粧――それは運命を変える魔法。壮大なロマンファンタジー開幕!


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