岩飛猫/人間のいない国


人間のいない国(1) (アクションコミックス) (amazon), 人間のいない国 (honto)

■記憶のない少女がゴーレムだらけの街を彷徨う。 意欲的な作品だが設定が題名どおりすぎてストイックすぎるかな…。

造形や世界観は素晴らしいSFもの。


少女は一人で行動している。周囲は皆、ゴーレムたち。ゴーレムが襲ってくるのを恐れながら移動するなか、一体のゴーレムが彼女を守ってくれた。


人間と人外であるゴーレムとの、契約で結ばれたバディもの。少女は今日より前の記憶がない。彼女は三角頭のゴーレムに追いかけられている。主人を失ったゴーレムは自己処分寸前だったが人命救助が最優先目的の存在であるため少女を護ることを新たなミッションとした。そして世界にはこの4百年、人間がいなかった。


煮詰められた設定。ただし。この設定だと少女は、状況もよくわかっておらず、何をしたら良いかも判然としないため、動きようがない。読者にとって、どう読めばよいかわからない話が展開されていく。物語として動かすために、続々とゴーレムが投下される。しかし所詮はゴーレムなので決まった目的だけに従いその場その場の対応をするだけ。なので人型のコミュニケーション用ゴーレムなるものも投入、これは知能もあるようだが、課せられた目的に加え自分の存在感を高めたいがために少女を護っていたゴーレムを引き離す行動に出る。そうしたことを、読者は知るが、少女はわからない。うーん、この手の、もどかしい無知の主人公を見守る物語というのは、読んでいてあまりおもしろくは…。


どんな方向に転がるか、はなんとなく見えつつ巻またぎ。とはいえ未来を見据えて物事を考える存在が不在のままなので、興味を抱くのが難しい。題名に忠実すぎる内容でストイックにすぎたのでは。


【データ】
岩飛猫
人間のいない国
【発行元/発売元】 双葉社 (2020/4/10) ※電子版で購入
■購入:
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この街は不気味で、何処かやさしい――。
「シイ」が目を覚ますとそこは、人間が消え文明だけが取り残された世界だった。 謎の「三角頭」から逃げ惑うなか、彼女は一つ目のゴーレム「バルブ」と出逢う。 ゴーレムは"人間への奉仕"を行う自律式人形で……? これは、命有る者と無き者との絆が世界を変える物語。
異種間マンガの旗手が紡ぎだすのは「人外×少女」の新境地――! Twitterで話題のエキゾチック異類交流奇譚、ついに開幕!! 【特別描き下ろしエピソードを収録】 【電子書籍版では第1話冒頭6Pをカラーのまま収録!電子書籍限定特典も!!】


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