【オススメ】 戸塚慶文/アンデッドアンラック


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■【オススメ】死を呼ぶ少女と、死なない男。 無茶苦茶な内容だが、緻密な作りという異色作。

陸橋から電車に飛び降りて自殺しようとしている少女。 止めようとする人が群がるが、私に触れると死ぬのだと言い刃物で威嚇する。 皆が躊躇する中、ひとり近づき自ら刀に刺さりに行った男がいた。 そして次の瞬間、彼の足元は崩れ、そのまま走ってきた電車に一直線…。


実は彼女に触れると不運がその人に降り注ぐという体質。 一方の男は、不死だった。不運、アンラッキーが、不死、アンデッドに 出会うバディもの。


不死の男は身体の再生能力が凄く、首を斬られようが、切断されても再生する。 なので死に方をずっと探しているらしいが、とにかく死なない。 この設定はすごい。その分、作中での彼の扱われ方は酷く、残虐な場面もある。 とはいえ描写はグロテスクに見せるものではなく、この塩梅は見事。


この二人が出会ったことで、男は自分に本物の死を与えてくれる力に、 少女は自分に触れても死なない人に遭遇できた。どうすれば どこまで不運のパワーが上がるのか、という話は、 好感度をあげたうえで肌の接触面積と接触時間を増やせばそれに比例すると 早々に判明する。


一方で、彼や彼女を追う組織も登場。 選ばれなかった否定者たちを管理する存在があるという。 そことの対決で話は展開。知恵も知識も能力もある男が 色々手立てを考えつつ戦い、最終的には少女の持つ不運の力を 活かすという流れ。自爆がデフォルトなので 当然ながら滅多に見たことのない話になる。


主人公の設定も格好もめちゃくちゃだが、 根底はロジカルで緻密。ラブコメ要素もあるし、 巻き込まれ型パニックものでもあり、 バイオレンス・アクションでもある。 がヒロインはヒーローに守られ基本無傷。 他人に不運をもたらす能力以外ないヒロインを ヒーローがひたすら守る話でもある。 こうした能力者が多く出てきて、どう相手の能力を読み 裏をかくか、という「Xメン」的な広がりと、 その一方で主人公たちが最高の死を探すのがテーマという ブラックさをも兼ね揃えた作品で、絶妙。 今後普通のバトルものとして展開しても、 この根っこの部分があるので一風違う作品にはなるだろう。


【データ】
戸塚慶文
アンデッドアンラック
【発行元/発売元】 集英社 (2020/4/3) ※電子版で購入
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死を覚悟した風子の前に現れたのは、不死の体を持つ謎の男。触れた者に不運を呼ぶ風子の力によって死ぬため、風子と行動を共にすることを決めたアンデッドのアンディだが、二人にある組織からの追手が迫って―!?


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