小林且典、岡純平/エデンの魔女たち


エデンの魔女たち(1) (ヤンマガKCスペシャル)

■戦争を知らない魔女の国に、人間の軍隊が攻めてくる。

幸せな魔女の国。しかしその国の魔女は作るスープがまずい。それだけでない、魔女の中でも唯一、悪魔が出せない魔女だった。それでも彼女は民に慕われていた。


結界で国を守っていた魔女。しかしそこに襲ってきた者たちが。それは、銃を持った人間たち。悪魔は銃撃が効かないが、魔女は撃てば死ぬ。そうして人間たちが魔女の統治する異教の国、エデンに攻め込んで来たのだった。


…いけすかないダークファンタジーであまり紹介したくもないが。人間たちが何故進軍してくるのか。それは魔女の国を使って何かをしたい知識のある者の誘導によるようだが。何のため、というのがいまいちわからず。抗う術を持たぬ相手への蹂躙と虐殺、という話は読んでいて楽しいわけがなく。戦争ものは、戦争するにはそれなりに理由があるとして作ってくれないと、と思うのだが。


一方的に悪者がいるような戦争ものはどうだろうと思いつつ。異教の地相手に聖戦だと言って侵略するのはよくある話で、信仰だの宗教だのは個人を救うことは場合によってあるかもしれないが集団に対してはネガティブかつ破滅的な状況をもたらす効果が殆どに見え、人間の発明したもののなかで最悪なものではとさえ思うのだが。また、武器を捨てた平和は果たして最善なのか、という問いでもあるのかもしれない。さらにいえば人間というものがいかに邪悪になりうるものか、という話でもある。


とまぁ、色々考えられなくもない話ではあるが。漫画でそんなもの考えたくもないかな、という思いもあり。


【データ】
原作=小林且典、漫画・漫画原作=岡純平
エデンの魔女たち
【発行元/発売元】 講談社 (2020/2/20) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★
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魔女たちが支配する平和な国エデン。その辺境の村では、落ちこぼれの魔女ベルノと民たちが笑い合い助け合いながら暮らしていた。ある日、霧の結界が壊されケモノが現れる。悪魔を呼び出せないベルノは窮地に陥るが、結界の調査に来た魔女リナと悪魔ハウレスに助けられて、かろうじてケモノを撃退する。だが、これが全ての始まりだった。結界の向こうから迫り来るスペルビア帝国。とどろく軍靴の音。恐るべき近代兵器。理想郷を血と硝煙で染め上げる、科学と悪魔の戦争の火ぶたが切って落とされた。それは残酷な世界の真実を暴く戦いーー。衝撃のダークファンタジー開幕!!


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