高松美咲/スキップとローファー


スキップとローファー(1) (アフタヌーンKC)

■田舎での優等生が都会の高校で学園生活を送る話。 主人公をからかう感じの展開でないのは読んでいて心地よい。

田舎から都会の進学校へすすんだ主人公。彼女には明確な 人生設計があった。一流大学の法学部を主席で卒業し総務省に入省、 過疎対策に貢献したのち地元の市長を勤める…というもの。 優秀だが朴訥な彼女は、この手の話にありがちな、 通学電車の乗り間違えをやらかし、入学式に間に合うかどうかの瀬戸際に。 そこへ、同じ学校の制服をきた男子に声をかけられ、なんとか式直前に滑り込む。 そんな彼女は新入生代表で挨拶をするのだった。


出来る子と出来ない子というのが入れ違いでやってくるヒロインのキャラクター。 勉強はできるがそれ以外はズレてる、という定番ではある。 素朴な彼女は、式直後やら学級での挨拶やらでやらかしもあり、 浮いてしまう反面校内で有名人に。そんな彼女だが、件のイケメン男子が 面白がって友達になったことで、クラスの輪の中にしっかり入り込む。 他にも裏表のない彼女は他のクラスメイトが躊躇するような子たちと 友達になり、楽しげな雰囲気に。


田舎の学校の和気藹々な雰囲気を、そのまま都会の進学校に持ち込んだような 話として展開していくのは読んでいて心地よい。


【データ】
高松美咲
スキップとローファー
【発行元/発売元】 講談社 (2019/1/23) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
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amazon→ スキップとローファー(1) (アフタヌーンKC)
岩倉美津未、今日から東京の高校生! 入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえに同世代コミュ経験がとぼしい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなかムズカシイ! だけど、そんな「みつみちゃん」のまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていくのです!


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