【オススメ】 竹葉久美子/このなかに石油王がいます


このなかに石油王がいます1

■【オススメ】正直なんじゃこりゃってタイトルで、読んでもなんじゃこりゃ感が最初はあったのだけれど、これは犯人探し的なもの☓趣味を仕事にする的なものの掛け合わせで、面白そうだし続刊楽しみ。

主人公は派遣社員。やりがいのなかったところで、イケメンにはまった。 俳優にオチたのが運の尽き。足を運んで貢いだ結果、リボ払いで借金がかさみ、 とはいえ夜のお仕事には落ちることなく、前の職場よりマシな職場に転職。 いまは小さなレコード会社の宣伝アシスタントとして働いているのだった。


この展開だと普通はヲタクとして推している人に出会って、みたいな話になるところだが本作は題名が題名なのでひと味ちがう。とはいえこの後しばらくは正直退屈。仕事にやる気のない主人公。推している案件についてはぼんやりとしか描かれないので作品に熱がない。イケメンいっぱいもヒロインにとっては目の保養なだけ、というのはオタクっぽいが、展開のしようがない。だが社内で、石油王の息子がいる、と聞いて話は一転するのだった。そこも捻りが効いているのが本作の良いところ。金持ちの家に生まれていれば目一杯好きなことができたのに、という妄想から、石油王の息子を捕まえればヲタ活動が出来る!という発想なのが斜め上。


この素晴らしいこじらせ方から話はテンポアップ。誰が石油王かを探す展開と、そもそもオタクなのでA&Rの視点で自社タレントを見ることが出来るので思わず提案したことから仕事の領域が広がっていくというお仕事ものとしての展開もあり、後半はなかなか楽しく、続刊も読みたい!という気にさせられる。面白いと思います。


【データ】
竹葉久美子
このなかに石油王がいます
【発行元/発売元】 KADOKAWA (2020/1/27) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ このなかに石油王がいます1
大学卒業したのに保障もない派遣生活中の私が、2.5次元アイドルにはまって気がつくと借金が100万超え。そんな私に一発逆転のチャンス到来! この会社に【石油王】がいる? もしかして一生続くと思っていたツラくつまらない毎日とおさらばできるかも……!! 『やさしいセカイのつくりかた』を描いた竹葉久美子の新作は、愛とお金と幸せが絡まるロマンティックコメディ!


■当サイトの著者他作品レビュー
【オススメ】 竹葉久美子/やさしいセカイのつくりかた

■当サイトの月間オススメはこちらから


search this site.

mobile

qrcode

selected entries

categories

profile



チケットぴあ

ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM