青木U平/マンガに、編集って必要ですか?


マンガに、編集って必要ですか? 1巻: バンチコミックス

■セールス的に崖っぷちな漫画家と、ファッション誌から 異動してきた若い女性編集者とによる業界もの。

45歳の漫画家が主人公。基本的に編集との不毛な雑談が苦手。 そんな彼に新たに担当としてついたのは、24歳の若い女性だった。


キャリア8年目、コミックスは2〜3巻で打ち切られる状況が続いている。 出版社の体力低下から1万部刷れない作家を養い続けるのは難しかろう と読んでおり、この辺で一発当てとかないと厳しいと自覚している。 そんな状況で、この空気の読めなそうな編集者でいいのだろうか、大丈夫だろうか、いや編集部には意図があってのことかもしれない、でも実際は意図などないのかも、などと考えてしまうのだった。


すれ違い、まるで噛み合わなそうな二人のコメディか、 その果に二人がバディとなる話か。主人公の様々な思い込みが 空回りするコメディとしては、その主人公が中年というのは ユニークかもしれない。などと思っていると、題名通り、ズバリ、 いま編集者は漫画家にとって必要なのだろうか、という お題が主人公のアシスタントから投げ込まれる。


漫画家と編集者のそれぞれの立場の違い、それによるすれ違い。 主人公の思いを客観視するために、アシスタント仲間だった売れっ子漫画家と、 漫画を一切読まない主人公の妻を配置、カウンターとなる意見を提示する。 そうして、編集者とわかり合おうとしたところで、状況が一転してしまう。


うーん、ここで一巻終わるのか。確かに雰囲気変わるけど。 提示したテーマからしてこの展開でいいのか…。いたずらに ドラマチックにするのはどうなのか。 なお続刊発売済 →マンガに、編集って必要ですか? 2巻: バンチコミックス  この2巻、面白いんだよな…。


【データ】
青木U平
マンガに、編集って必要ですか?
【発行元/発売元】 新潮社 (2019/5/9) ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ マンガに、編集って必要ですか? 1巻: バンチコミックス
ドラマ化された『フリンジマン』の実力派、青木U平が描く、中年漫画家と新米女性編集者の「打ち合わせ」コメディ。漫画家・佐木小次郎(45)はキャリア8年目の中堅漫画家。……と言えば聞こえはいいが、この出版不況、ここらで一発当てとかないと次がやばい、そんな正念場に立たされている。そんな時、新しく担当についたのは、マンガ編集1年目の新人女性編集者・坂本涼(24)だった……。


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