【オススメ】 原田尚/サイクリーマン


サイクリーマン(1) (モーニング KC)

■【オススメ】元選手が再びサイクリングを始める自転車漫画。 人物設定に無理がなく、上手い。

兄弟が帰ってくる、ということで倉庫掃除をすることにした主人公。 そこで古い自転車を見つけ引っ張り出すそんな彼の足には大きな怪我の手術跡が。久しぶりに漕ぎ出して出かけると、前を走っている男性とペースが同じになってしまった。彼と競いあうことで仲良くなり、また次も走ることを約束する。しかし彼は、主人公の勤める会社に上司として転勤して来たのだった。


すごい厳しい上司、ということだがプライベートは別ということで、ツーリング仲間となるふたり。自転車を良く知る者と、そうでない者とのペアリング。師匠と弟子スタイルのバディものは定番ではあるが、そのふたりの出会いと関係性の設定はふたりが無理なくつるめるもので良く練られている。かたや自転車選手を目指すも怪我で断念し兄弟はおそらくプロで活躍中、自身はしばらく自転車から遠ざかっていた、一方は妻の親の会社で気を張って働いているがその分長年友人もいなかった、そしてともにプライベートの時間は空いている。


ともにサイクリング自体は好んでいるので、どちらかが無理やり引きずり込まれたということではなく、好きなもの同士が出会って仲良くなった話なので、読み手としてもすんなり、するっと読める。他方、サイクリングの魅力にはまる初心者としては、ふたりが仲良いことを偶然知った会社の同僚が、ダイエット目当てに参入してくるという設定で放り込んでくる。ここはちょっと一足飛びな気がするが…男性二人のサイクリングものを読んでいたい読者も結構いるのではと思ったが…。


上司のプライベートに関して、娘を早々に話に絡めてきたのはなかなかユニーク。そこから初心者向けの魅力を語っていくのかと思ったが。逆に主人公のプライベートに関しては特に深堀りせず。ここは会社の同僚が掘っていく感じなのかな。話を転がす人物として同僚を使っていくスタイルの様子。ちょっと投入が早かったような気もするが、さて…。サイクリングに殆ど興味のない身にも一巻は非常に面白かったので、続刊も期待してます。


【データ】
原田尚
サイクリーマン
【発行元/発売元】 講談社 (2019/9/20) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ サイクリーマン(1) (モーニング KC)
かつて自転車選手として将来を嘱望された竹繁が、サイクリングロードで意気投合したロードバイク初心者の矢美津。二人は「自転車」という趣味でつながり、仲間になる。しかし、実は矢美津は、竹繁にとって気安く話せない人物だった…! 家庭の悩み、職場のストレス。自転車を漕ぐだけで、みんな後ろに吹っ飛んでいく! 新しい自分、新しい世界が見つかるファンライドストーリー、開幕! 読むと自転車に乗りたくなる!!


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