【オススメ】 篠原健太/彼方のアストラ


彼方のアストラ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

■【オススメ】いまどきなノリを交えて綴る、 「11人いる!」的SF。

マンガ大賞2019受賞ということで、 レビュー漏れのまま全5巻完結となった本作をご紹介。


未来が舞台なSFもの。高校生である主人公は 惑星キャンプという修学旅行か林間学校 的なものに参加する。それは大自然の中、 生徒だけで5日間を惑星で過ごすものという。


そんな設定だが、メンバーの選出は無作為で、 殆どの者は初対面であるという。どんな高校だ? と思うが、ヒロインに関しては田舎育ちの転校生 であるらしく彼女に関してはまっさらな状態であることに 違和感はない。


様々なメンバーが集い、かつキャンプに課される特別課題として 今回は10歳の少女を同行させると決まり、そこで妹の いる人物に姉妹での参加が依頼された。結果、参加者は9人に。


そして連れて行かれた惑星で、ブラックホール的な球体に飲み込まれ、 彼らは宇宙空間に放り出される。生命に危険のあるこれが、 学校のカリキュラムであるとは思えなかった。トラブルに巻き込まれたのかもしれない。そんな中、無人船を発見し、そこをベースに 学校に戻る努力を始める。


萩尾望都 「11人いる!」的なSFだが、今風なのは、そんななか緊張感に 欠けるようなぬるさを挟み込んでくるところ。竹宮恵子「私を月まで連れてって!」と足して割った 感じか。とはいえ、 チームビルディング的な内容を鑑みると、この人物の選択自体が バランス構成を考えてなされたものかも、とも思えてくる。 宇宙服コスプレ的な要素もあり、アニメ化すればそれは映えるだろう、 というもので、その点で漫画よりもアニメーションで見たい気がして、 レビューをためらっているうちに忘れてしまった。


事故なのか故意なのか、集められたメンバーに意味はあるのか、ワームホールは何故出現したのか、暗殺の実行犯は存在するのか。推理ものと同じ仕立てだが冒険ものでもありスケールが大きい。そして、これは全巻読んだ後の感想となるが、巻を重ねる途中で新たな要素が投入することで物語の枠が一気に拡張したのは素晴らしかった。全5冊と手頃なサイズでもあり一気読みに是非。合本版もあり→彼方のアストラ 全巻合本版 (ジャンプコミックスDIGITAL)


【データ】
篠原健太
彼方のアストラ
【発行元/発売元】集英社 (2016/7/4) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★★
■購入:
amazon→ 彼方のアストラ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

宇宙への往来が当たり前になった近未来。高校生のカナタ、アリエスら9名は“惑星キャンプ”に旅立つ。未体験の宇宙旅行に胸を躍らせながら惑星に降り立った彼らを待ち受ける、予想外の事態とは!? 近未来SFサバイバルストーリー、始動!!


■当サイトの著者他作品レビュー
篠原健太/SKET DANCE

■当サイトの月間オススメはこちらから


search this site.

mobile

qrcode

selected entries

categories

profile

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM