【オススメ】 嬉野君、夏目イサク/熱帯デラシネ宝飾店


熱帯デラシネ宝飾店 (1) (ウィングス・コミックス)

■【オススメ】荒唐無稽もテンポよく、 主人公に好感が持てる変則バディもの、変則探偵もの。

大地主の一人娘だが、5年前に亡くなった大叔父の 殺害容疑をかけられて勘当扱いとならざるを得なくなった ヒロイン。その好きだった大叔父の遺産を目指して大陸へ。 そこには大叔父に恩義を感じている者たちが。 彼らこそ大叔父が彼女に残した遺産だった。


パスポートも要らない街で、失敗しないボディガード 業を営む男たち。そこに舞い込んだヒロインは、 新たなネタも引き込んでくる。巻き込まれ型サスペンス兼探偵バディもの、の変形。ヒロインは無知な面もあるが教育を受け 素直で礼儀正しく正義感もあるが押し付けがましくなく何より 行動力がある。無鉄砲に見えるが馬鹿な行動ではない、 考えて動く完璧なヒロインである。


ヒロインの実家はどんな存在か、大叔父は何者か、 冒頭の場面は一体いつでボディガードが電話で話す 日本の相手は誰なのか、そもそも何語で会話しているのか。 荒唐無稽だが、そこを蹴散らかす勢いがあるので良しとする。


ボディガード業への依頼が一筋縄ではいかず、 ツイストがあるうえに街の状況も浮かび上がらせるエピソード となっているのは上手い。ヒロインもそれを受け入れる側も 肝が据わっているのはこの手の話としては珍しく、 そうした設定にしてくれたおかげで非常に読みやすい。


続刊3巻刊行済→熱帯デラシネ宝飾店(3) (ウィングス・コミックス)


【データ】
原作=嬉野君、夏目イサク
熱帯デラシネ宝飾店
【発行元/発売元】新書館 (2017/2/24) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★★
■購入:
amazon→ 熱帯デラシネ宝飾店 (1) (ウィングス・コミックス)
大地主・雪村家の一人娘にして次期当主の女子高生・真咲(まさき)は、大叔父・周作の殺害容疑をかけられる。村を逃げ出した真咲は海を渡り、周作の遺言を頼りに無法地帯と言われる燭銀街(しろがねがい)に。そこで彼女を待っていたのは大叔父の遺産代わりの三人の男――琥珀(こはく)、翡翠(ひすい)、珊瑚(さんご)。彼らは「宝飾店」と呼ばれ、金で護衛を引き受ける優秀なボディガードだった……!! 「飴色パラドックス」の夏目イサク&「金星特急」の嬉野君の最強タッグが送る、大型長篇ストーリー開幕!! 雑誌掲載時のカラーを再現したデジタル版限定仕様!


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