シベリア少女鉄道vol.30 『いつかそのアレをキメるタイム』@ 赤坂RED/THEATER

演劇鑑賞記事です。
シベリア少女鉄道vol.30 『いつかそのアレをキメるタイム』@ 赤坂RED/THEATER ¥4,000

・町工場風の雰囲気ではじまる作品は、タイトル通り、こそあどの指示語が多く、具体的に何をしているのか明言されないスタイルで進んでいく。そこを、小関さんの一言で具体的に明示されたところで序盤は終了。その具体的に決められたところから、続く章がスタートしていく。

・章ごとに誰かが今までの芝居を具体的に意味づけて、その後はそれに縛られるスタイル。そしてシベ少なので当然、それまでの芝居も紐づけられて別の意味を持つ。

・当初は赤坂の小屋だものね、というドラマのネタを盛り込みつつ、オチはロケットからの連想で持ってきたが、そのドラマ続編もアパレルサイトのそれも、前評判ほど話題にならずシオシオになったことを思うと感慨深い。これ、誤算なんだろうなあ。面白かったが「耳をすませば」や「二十四の瞳」のようなクライマックスのカタルシス感はなかった。小関さんのサービスシーンはも少しあるとより嬉しかった…とか言ってみる。

・開演は20時。最寄り駅が赤坂見附ということもあり、社会人にも優しいスタート時刻、夕食してから来ることもできる、のだが正直時間を持て余さないでもない。なお場内は満席だった。

・シベリア少女鉄道はその性質上、芝居が映像化されることはなく今回もネタ的に無理だが、そんななか土屋さん作演出で円盤になっているのがシアターシュリンプの2作品。特に「シアターシュリンプ☆第一回公演「エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート」 はおすすめ。松野莉奈さんの三回忌に故人を偲びつつ。


作・演出:土屋亮一
出演:浅見紘至(デス電所)/加藤雅人(ラブリーヨーヨー)/吉田友則/藤原幹雄/小関えりか/風間さなえ/濱野ゆき子/石松太一(青年団)/川井檸檬/美鈴あおい ほか
企画・製作:シベリア少女鉄道


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