私立恵比寿中学「曇天」先行配信開始



・今年が10周年となる私立恵比寿中学(エビ中)、3月13日発売予定の5thアルバム『MUSiC』から、「BUZZER BEATER」に続く先行配信となったのは、吉澤嘉代子作詞・作曲、野村陽一郎編曲の「曇天」。吉澤嘉代子は「面皰」「日記」に続く作品提供、野村陽一郎は「響」「自由へ道連れ」「朝顔」に続く参加となる。この面子なので佳曲であるのは当然。聴けばこれは名曲だった。同世代の女子に推薦。



・先週に発表されたショートバージョンのPVはアニメによるもので、アンニュイな雰囲気で背伸びした歌詞の内容は過去にないもの。ただし、 大人っぽい歌詞というのはエビ中としては、であって、大学生相当の女子としては等身大であるのだろう。

・ヴァージニティ、というと語弊があるが、純粋さというべきか、偶像と成長の狭間で齟齬を覚える女子の話であり、それはアイドルのあり方の投影にも見える。

・純粋で退屈な映画が好きなあなたと寄り添うのはこの世で一番優しい場所、だったのだけれど、あなたが見ているのは過去の偶像としての、青春に閉じ込めたピン留めした私であって、今の私は映していないし見てもいない、のではないかという、不安、気づき。心がここにはなさそうな相手の、口先だけの言葉を、信じたいけど、そこに自分はいないし、未来もない。それに気づいてしまった、魔法の解けた自分への哀しさ。

・正確には、魔法が解ける、というのではなく、おまじないが効かなくなる、なので、目がさめるのではなくて、薄々わかっていて、でもそれを気付かないようにしていたことが誤魔化せなくなった、というのがリアル。ケセラセラ、という言葉自体が、なるようになる、というポジティブな宿命論である以上に、そんな言葉は原語には文法的に存在しない、ということも鑑みるとなかなかな皮肉である。

曇天 - 私立恵比寿中学




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