【オススメ】 ヨシカゲ/モナリザマニア


モナリザマニア 1 (ジャンプコミックス)

■【オススメ】審美眼を持った青年が、贋作に手をかける。 「ギャラリーフェイク」の後継的作品。

絵画修復の工房を経営する祖父のもとで暮らしている 青年は芸大を目指すが4浪めに。技術はあるが、 オリジナリティがないことに、自分でも薄々気がついていた。


しかし、そんな彼が描いた絵を見て才能があると 声をかけた人物が一人。元ルーブル美術館の学芸員だったという 画商が、贋作を持ちかける。 そして主人公は自身の才能、観察と技術を証明したい、という気持ち が勝り、画商とタッグを組む。


真作のような贋作を作り出す話。主人公は、作家に憑依するかのように 審美眼をトレースできる。ただそれだけでは贋作売りの 詐欺師の話になるので、物語はより大きなテーマを用意している。 それが、モナリザ。ルーブルにあるのは贋作であり、真作は5人の所有者のうちの誰かが持っている、という設定である。


真作の可能性も含むモナリザを収集する、そのために真作のような贋作を使う、という話。無理がありそうな設計だが、コレクターにはコレクターになっただけのストーリーがある、という背景を用意し、青年がこの詐欺話、コンゲームに組み込まれるべき理由を上手に作りこんでいる。


モナリザをめぐる話である、と大きなテーマを設定して しまっており、戦う相手が明確である点で今後の展開が窮屈になる 可能性もあるが、人気が出るようであれば話を寄り道させても 良いのでは。ただそうすると主人公たちの犯罪色をどこまで消せるかを 気にしないといけなくなってしまうのかもしれないが。個人的にはフィクションにその手の倫理を持ち込むべきではないと思うがラウド・マジョリティはそういうことに五月蝿い場合が多々あるから…。


【データ】
ヨシカゲ
モナリザマニア
【発行元/発売元】集英社 (2019/1/4) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
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藝術大学を目指し、絵を勉強する青年・カワセミ。だが才能は認められず、浪人の日々を送っていた。ある日、カワセミが描いた絵を処分していると、フリーで画商をしているというメルに出会う。そして次の瞬間、メルから提案されたもの……「贋作を描く気はねぇか?」メルが見出すカワセミの思わぬ才能とは…!?



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