【オススメ】 すもももも/亡国のマルグリット


亡国のマルグリット (プリンセス・コミックス)

■【オススメ】 亡国の遺児もの。いくつかの要素を組み込み 一巻から充実で読ませる。

戦いに破れ逃げる幼い王女、森の中で 傷ついた侍女とも離れ、野生の狼が迫る なかで気を失った。そして、気づくと彼女は、 家の中にいた。


助けたくれた村人は、彼女を 病弱な息子と偽って追っ手から匿った。 本来の息子は病死して弔ったばかり。 彼女はその息子として育てられる ことになるのだった。


亡国の遺児もの。そのまま村では男子として 育てられることになる。その時点で無理がある わけだが、そこはあまり他の村人を絡めないことで さくっと進める。その上で、見慣れぬ粗暴な 男たちが村に現れたという情報、さらには 身なりの良い人物と怪我した護衛を登場させ、 彼らを主人公が村に導き入れることで 新たな展開につなげていく。


そのエピソードを経て、主人公は 男として生きていくのはこの先無理であり、 とはいえ村人に真実を告げるわけにも行かず、 そこで育ての親に、 人の行き交う大きな都市に出て女性として 生きるのがよかろう、と 信頼できる人物のもとへ送り出されることになる。


おかげで一巻のうちに好人物である育ての親が 物語のメインストリームから退場してしまう ことになるのだが、そうした贅沢な作りに したおかげで話のスピード感、濃密度は増した。 巻末に至る展開は急すぎて、そこまで転がらなくても いいのでは、それはよくある話と同じになってしまうのでは、 という危惧はありつつ、丁寧な構成で読ませる。


【データ】
すもももも
亡国のマルグリット
【発行元/発売元】秋田書店 (2018/12/14) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
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ルナリア王国の幼い王女・マルグリットは、命を狙われていたところをエルベ村のクリストフに助けられる。それから10年、息子・ニコラとして育てられたが、ある日襲われていた金細工師見習いのルネとレオを助けたことで……!? 傷を抱えた少年少女のヨーロピアンロマン、開幕!


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