椎名林檎 (生)林檎博’18 −不惑の余裕−@さいたまスーパーアリーナ

椎名林檎 (生)林檎博’18 −不惑の余裕−@さいたまスーパーアリーナ  ¥9,999  → SR 猫柳本線



・さいたまスーパーアリーナ初日を観賞。素晴らしいショウだった。40歳の誕生日を迎える25日までSSA4DAYS公演。引退した安室ちゃんが77年生まれなので林檎ちゃんのほうが一つ年下なのか。林檎ちゃんのライブは、これなら何歳までもいけるな、という内容、構成だった。ちなみに私はいい2号の日、としつつ、いい夫婦の日生まれとしてあげていたaiko姐さんは林檎ちゃんの3つ上。そうなのか。

・何が良かったって、プロデュース能力が素晴らしい。背景のスクリーンを使って、それを見ているだけでも楽しい映像を多様。演奏はバンドに加えオーケストラも。そもそもが日本でフィーチャリング企画をうまく使っているのが東京スカパラダイスオーケストラとMONDO GROSSOそして林檎ちゃん、他はインストバンドがヴォーカルを迎えるという体なので林檎ちゃんは独特。そうした曲を多く持つだけに、ゲストも多彩。一部はカラオケだが一部は御本人降臨。もしかしたら特別な日には特別なこともあるのかもしれない。

・アーティスト、ミュージシャンは普通、自分が自分が、というタイプだろう。だが林檎ちゃんの場合は、それを他に任せる、委ねることができる。ソロライブなのに自身がいないまま、でも音はとまらずに展開していく。これは凄い。マネジメント能力がある稀有なアーティストなのだろう。MCはほぼなく、世界観を壊さない。でもそこに、黒猫屋の若女将(5歳)のナレーションも突っ込む。おお、娘ちゃんなのね、と場内が湧く。

・一方で自身の見せ場も作っている。ギターこそ弾かないが、映像も止めてヴォーカルに集中させる場面がいくつかあり、メリハリ作って盛り上げる。上手い。

・外タレのショウアップされたハイレベルのライブ、という印象に近い。パッケージングされているが、それでも日々の変動要素も用意されており、同じセトリだが今日はここはどうなるのだろう、みたいな楽しみもありそう。COOL JAPAN、というのはもはや死語かもしれないが、そういう場合にいま海外に発信すべきは確かに彼女のライブだろう。歌舞伎的な雰囲気もありつつ、雑食性文化の日本のポップカルチャーを反映した音楽と演出は唯一無二かもしれない。

・衣装替えが頻繁にあって、それもいろんな方向性があって、いずれもはまって、女子にかわいいキレイと思わせる、っていうのは他のアーティストにない魅力だろう。

・いつもライブのチケットがとれないので業を煮やしてファンクラブに入った途端のアリーナ公演だったのでこりゃ一般でも買えたかなと思いつつアリーナの良席だったのでやっぱりFCは入るもんだなと確認した次第。

参考: ネタバレ注意!椎名林檎 (生)林檎博'18-不惑の余裕-セットリスト&バンドメンバー _ 浮雲ch. _ 長岡亮介・椎名林檎・星野源・東京事変の情報まとめ





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