石井まゆみ/歌うたいの黒兎


歌うたいの黒兎 1 (マーガレットコミックス)

■安定の続編。

歌うたいの黒うさぎ 」の続編。タイトルが一部漢字になっただけなので 混乱必至…次は「歌唄いの黒兎」にでもしたらどうですかね…


内容は、特に一巻であることを意識した作りはまるでナシ。 劇的な変化もなし。新しいメイド、 新しい登場人物、は加わりつつも、 話に大きな変化をもたらすものでは今のところはない。


つまり話は特に転がらない。スピンオフや番外編 を展開しているかのよう。とはいえこの空気感が 好きな者にはそれなりに楽しめる。が、 ここから読み始めて面白いかというと、それはないだろう。


普通に続刊でナンバリングしたら良かったのでは? と思うが。単行本ビジネスとしては、一巻として出すより 巻数重ねたもののほうが本来売れ行きがよいはず。 シリーズ作品の場合、 ファンが増えて固定化することと、そうした固定ファンの 剥落と新規流入が途絶えることとのせめぎあいだが、 売り上げランキングでは必ず巻数を重ねたものが上位となり 一巻本が顔を出すことはまずない。


業界にいると往々にして、マンネリよりリフレッシュを 考えがちだが、本来売れるのはマンネリ。 利益率が良いのもマンネリなビジネス。 もちろん、内容のリニューアルは必要なことも多いが、 スクラップ&ビルドするくらいなら、マンネリズムのほうが 良いというのが定番。複数ラインやブランドを持てるビジネスなら、 マンネリはキャッシュ・カウとして残しつつ、 別ラインなり別ブランドなりを立ち上げて、 キャッシュ・カウが負け犬になるまでは維持するというのが ベター。


まぁ、新味を出したい、っていうのは分かるんだけれども。


【データ】
石井まゆみ
歌うたいの黒兎
【発行元/発売元】集英社 (2018/10/25) ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→歌うたいの黒兎 1 (マーガレットコミックス)
楡屋敷家で働くメイド・森永永森子。通称は黒ウサ。ふだんは仕事をしていないように見えるけれど、お屋敷のひとり息子の叶夢からは絶大な信頼を寄せられている。そのため、屋敷の人々からも一目置かれるようになった黒ウサは、いつだって叶夢坊っちゃまのために、お屋敷を駆け回っているのです…!!


■当サイトの著者他作品レビュー
【オススメ】 石井まゆみ/グッド・ちょっと・パーフェクト
【オススメ】 石井まゆみ/闇闇来るり
【オススメ】 石井まゆみ/歌うたいの黒うさぎ
【オススメ】 石井まゆみ/キャリアこぎつねきんのまち
石井まゆみ/ボンクレー☆ショーガッツ

■当サイトの月間オススメはこちらから


search this site.

mobile

qrcode

selected entries

categories

profile

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM