あぶぶ、りしん/女騎士「姫には死んでいただきます。」


女騎士「姫には死んでいただきます。」(1) (電撃コミックスNEXT)

■「セーブポイント」という概念を活用した 不条理ゲーム系ファンタジー。アイディアは面白い。

本作は出版社のご厚意により恵投いただきました。 → ※ご恵投について

死に戻り系の系譜にありがならも、死に戻り系「コメディ」という新機軸で楽しんでいただけるコミックス
とのことで、三森すずこCVの新作ゲームが同時リリースされるメディアミックス展開もある様子。


魔王が送りこんだオークに包囲された王国の話。城に派遣されて間もない皇女が主人公。城では、オークに陵辱される前に自決しよう、というムードが支配的となり、それに抵抗しようとした姫が味方に命を狙われる、という不条理なお話である。


シリアスにも、エロティックにも転がせる展開だが、本作はあくまでもコメディタッチで描く。絵も崩し気味で少年誌から幼年誌の中間のテイスト。読みやすさはあるが、その反面、いろんなエッジを削ぎ落としており、今どき話題になる定番の方程式とは違う作り方のように見える。


ポイントは、セーブポイント、という概念を持ち込んだこと。おかげで姫は難しいRPGに挑む初心者のように何度も死を経験しつつ、復活する。途中で、何度も死んでいるんだから余計にこれ苦しみ味わっているだけなんじゃないの?という問いかけを自身でしているが、それをあっさりスルーするのは、コメディタッチで展開する作品ゆえ。


なおセーブポイントとはいうものの、割と初期に設定されており、死んでも復活できる、という程度の役割でしかない。が、そのことを作者側も意識しており、話が進んだところで別の場所のセーブポイントも登場する。


本作の場合、難敵を倒すのにどんな工夫をしていくのか、がエピソードの肝。コメディタッチであるがゆえに、そこも割と軽く描かれがちなのも、ちょっと勿体ないところ。とはいえおかげでテンポよく描かれているところはコメディという手法をとったがゆえのメリットではある。


【データ】
原案=あぶぶ、漫画=りしん
女騎士「姫には死んでいただきます。」
【初出情報】@vitamin(2018年) 【発行元/発売元】KADOKAWA 【レーベル】電撃コミックスNEXT 【発行日】2018(平成30)年10月26日初版発行
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
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死に戻り系ヒロイン、誕生! 逃げて、殺(や)られて、生き返れ!!
ニコニコ漫画&コミックウォーカーでW1位! 城を包囲するオーク共に凌辱され、王家の歴史が汚れることを恐れた女騎士たちは、姫を斬首し自害を企てる。さぁ、逃げ切れるか、お姫様!



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