沼田ぬしを/かくう生物のラブソング


かくう生物のラブソング(1) (ヤンマガKCスペシャル)

■天災後の世界を描く話。 ただそこにゾンビ的発想を交え ややブラックなSFコメディとしたのは アイディア。

震災があり、そこで死者も出た社会。 続いて今度は隕石が落下する。 そこでも死者は出た、はずなのだが、 未知のウイルスの影響だかで 死者の身体機能を回復させた。


そこで彼らは帰還者とされ、公式には 死者はゼロという扱いとなり、 ゾンビと併存する社会が生まれた、 というややブラックめいたSFコメディ。 ゾンビ化した帰還者は、体温も静脈もない、食事を消化する機能もない。 ただ物語の主人公たちは、生者と帰還者の混ざり合う 環境をそのまま受け入れている。


ところで、それだけでは 物語は進展しようがない。 なので、なりすまし、というエピソードを交えつつ、 隕石落下に伴うSF話と冒険的な色彩を付加する。 が、そうした頑張りを見ても、 この設定だと出落ちになってしまうなぁ、 との感は否めず。とはいえ、震災だの天災だのを 描く話としては、こういうアプローチの ほうがマンガにする意味はあると思うので 好感は持てる。


【データ】
沼田ぬしを (ぬまたぬしを)
かくう生物のラブソング
【発行元/発売元】講談社 (2018/8/20) 【発行日】2018(平成30)年8月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
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全てを変えてしまった“あの日”から、フツーを生きぬく女の子たちの物語。友だちがゾンビになったけど、今日も私たちは元気です。2020年、第二次関東大震災が発生した。多数の死者を出し復興はこれからという時、茨城県井戸市に今度は謎の巨大隕石が落下。前の災害と違い、死者は一人も出ていない。――ゾンビになって、みんな“帰還”したから。



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