【オススメ】 小西明日翔/来世は他人がいい


来世は他人がいい(1) (アフタヌーンKC)

■【オススメ】 暴力団の孫同士を描く、 いまどきアウトサイダーな物語。 そこでしか生きられない人間を さらっと描く様はユニーク。

関東と関西の暴力団が和睦。 週刊誌のリークでは 孫同士の縁組も、と書かれていたが、 大阪にいる組長の孫娘には寝耳に水。 しかしそれも組長が画策したものだった。 なんだかんだで話に乗せられたヒロインは、東京へ。 そこで出会った向こうの孫息子は 一見普通に見えたのだが、その裏には歪んだパッションが 潜んでいた。


話題になっている作品で、発売当初も面白く読みはしたが、 しかしこの、現代のヤクザの世界、という テーマで今何を描くつもりなのか、 広げようがないのでは?と思い放置していた。 どういう読み方をするかで印象がだいぶ変わる話だろう。


見合いから始まる恋愛話、ではある。 生まれ育ちが様々なものを規定する、 という制約話でもある。 ヤクザの娘ということで距離を置かれてきた女子が、 今までと違う場所で自分を知らない人もいるところで どう生きるか、という物語でもある。 男子の側にすれば、自分の居場所をどこに探すか、 という問題。さらに、自分の興味を惹く相手が どこかにいるだろうか?という話でもある。


一応、物語には、別の組の娘が行方不明になった、 という話も投入しており、読ませる要素は充分。 さらに、主人公たちが境遇の割に思考は 前向き、とはいえ行動は常人からは逸脱している。


いろいろと推奨しづらいのだが、 面白いかどうかと問われれば、面白い。 2巻刊行済→来世は他人がいい(2) (アフタヌーンKC)


【データ】
小西明日翔 (こにしあすか)
来世は他人がいい
【発行元/発売元】講談社 (2017/11/22) 【発行日】2017(平成29)年11月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 来世は他人がいい(1) (アフタヌーンKC)
極道の家で生まれ育った女子高生、染井吉乃。家庭環境は特殊でも、おとなしく平穏に日々を過ごしてきた。婚約者の深山霧島(みやま・きりしま)と出会うまでは――!デビュー作『春の呪い』で「このマンガがすごい!2017」(オンナ編)2位にランクインした小西明日翔の最新作。はみ出し者たちが織りなす、スリルと笑いが融合した極道エンタメがここに誕生!!


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