私と映画

・このサイトは漫画レビューブログで、脱線ネタはほぼ音楽ライブ鑑賞記、一部旅行宿泊記というところで映画の話は殆ど出てこない。なぜなら、私が映画を見るのは年に1本あるかないか程度だからである。

・ちなみに、ここ何年は、という注釈が入る。大学時代は映画館でアルバイトし、就職も興行会社で、転職後もしばらくは映画に関わる仕事だったので、スクリーンで年100本は普通に見ていて多い年は300本を数えることもあった(が当時付き合っていた人はそれ以上見ていたという)。仕事としてだけでなく純粋に映画好きだったはず、なのに、いつの間にか見なくなってしまった。

・映画がつまらなくなったから、というわけではない。探せばいい映画は今もある。かつて見ていた頃と変わらない。見てしまえば面白い映画も多いのだろう。見に行くところまでたどり着かなくなった、というのが正しい。なんか面倒くさい。その一方でもっと面倒なはずの音楽ライブには行っている。その違いはなにか。

・突き詰めて考えるに、音楽ライブは日時の選択肢が少なく、そして向こうは生身のアーティストが出てくる分特別感がある。映画の場合、日時の選択肢が多い。その分、選ぶという行為が必要になる。しかも相手は単なる複製、コピーだ。生ものでないのに、なぜ時間を合わせなければいけないのか?

・という思いはまぁ、元々あった。開映時刻にあわせて映画館に行って2時間、行き帰りで1時間から2時間、そんな時間を割いてまで見るものなのか。だったら、昔はビデオ、今ならダウンロードやストリーミングで見ればいいじゃない、という解はある。いやしかし、大きなスクリーンで見たいのだ。そもそもそれが映画である。家で見る映画は映画ではない。というか家で2時間もじっと映画を見ていたくなどない。

・とはいえ昔と今で変わったことはなにか?そこに真の問題があるのでは、と思ってみると、違いが見つかった。それは、シネコン主流というかシネコンしかほぼない時代に変わったことである。同じシネコンを利用し続けるならポイントもたまるし便利。でもその分、映画館が集約されてしまった。場所の問題はまぁ良い。重要なのは、タイムテーブルが変わってしまったということである。

・昔はたいていの映画は一日中やっていた。シネコンになりタイムテーブルは複雑になった。人気の番組は前の回が終わる前に組まれることもあるが、逆に見たい時間に見たい映画がない、ということも増えた。ふと行けば何かしら映画をやっている、というのはそうなのだが、行ったところで見たい映画は一切やっていない、ということもある。事前にしっかり調べて行く必要がある。そして今は予約が普通。とはいえ、音楽ライブと違って何ヶ月も前に予定を決めるものではない。数日前がせいぜいである。まぁ当日行く前にネット見て番組決めて予約すればいいというだけなのだけれど。それが自分には嵌らなかった。

・なんだかんだ言いつつ、新作を見たいという思いがなくなったということなのだろう。実は漫画でも小説でも音楽でもそうした感じになることがあるのだが、それらは読んだり聴いたりしやすいのですぐに戻ってくることができる。映画館で映画を見る、という行為は割とハードルが高いので、縁遠くなりやすいのだな、と。まぁ音楽ライブ観賞というのも同じで、行く気力がなくなったらばたっと止まると思いますが。こちらは今のところ年50本を目標に足を運んでおります。



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