【オススメ】 福島聡/バララッシュ


バララッシュ 1巻 (ハルタコミックス)

■【オススメ】アニメに邁進する二人の話。 「バクマン。 」っぽい、かな。

ロードショーの新作アニメを 見に行く二人の男性。 それは作画監督と映画監督。 地元での凱旋興行を ひっそり鑑賞し喜びを噛みしめる。 そんな「大団円」と 題された回から始まる物語。


この手の、未来を描いてから 過去に遡るスタイルの作品は 個人的に好みではない。 ないのだが、本作の場合は、 成功が見えている話であるのは、 安心感があるかもしれない。


高校時代、ヒエラルキーの 上のほうにいた将来の映画監督。 彼はしかしアニメ好きであることを 隠していた。だが、同じ学校に、 かなりの絵を描ける人物がいることに気づく。


その彼にアプローチしたところから、 二人の話は動き出す。 明らかに天才だが、その才能の 使いかたがわかっていなかった人物に、 アニメを見せ、その道を指し示し、 誘導する主人公。


この話が良いのは、主人公は 凡人である、と設定したこと。 天才の隣で大丈夫なのか、と 問いかける、自身も凡人と 自覚しているプロの演出家というオトナを 早々に用意したのは、とてもシビアでシリアスで しかし現実的。 天才の隣にいるつもりなら、もっと図々しく 立ち振る舞え、もっとバカになれ、 というアドバイスが素晴らしい。


この、スタジオ見学の回から俄然面白くなった。 続刊が楽しみ。


【データ】
福島聡 (ふくしまさとし)
バララッシュ
【発行元/発売元】KADOKAWA / エンターブレイン (2018/6/15) 【レーベル】HARTA COMIX 【発行日】2018(平成30)年6月15日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
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1987年、地方都市の平凡な男子高校生だった山口は宇部と出会う。共通点はテレビアニメ。地方で暮らすアニメ好きの青年にとって、共通の話ができる友人はかけがえのないものになった。深夜に待ち合わせて『王立宇宙軍 オネアミスの翼』封切のために並んだり、放課後に「『風の谷のナウシカ』鑑賞会」をしたり……いつしかふたりはプロのアニメーターへの道を進み始める。 『機動旅団八福神』、『星屑ニーナ』に続く福島聡の長編新作は、男ふたりのアニメと友情の物語!


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