【オススメ】 石川優吾/BABEL


BABEL 1 (ビッグコミックス)

■【オススメ】史実ベースのフィクションはあんまり好みではないが、 既存のフィクションのリメイクはありだと思っているので、 本作はいいところに目をつけたと思う。

比叡山で千日修行に励む僧。それを犬がともにし、千日を経て 神の狗となった。熊に襲われても襲い返して生き延びた この犬は、ほしいとの声が引きも切らなかったが、僧はかの犬の 意思に任せ、犬はどれにも応じることがなかった。 しかし、最後に訪れた姫にだけは懐くのだった。


泥沼の戦いで籠城に陥った里見家に、 神の力にすがるとしてこの犬、八房を連れ帰る 伏姫。ということで、そうか、これ、 「南総里見八犬伝」のアレンジか。 しかしそれを「BABEL」というタイトルでやるのか、 ずいぶんと大風呂敷を広げたものである。


里見家が戦っていたのは、妖術を使う相手だった、 ということでスペクタクルな絵が展開される。 敵を討つのが犬である八房。それが 目的をかなえて帰って来たのかと思いつつ ミイラがミイラ取りになった状態でまたひと騒動、 というところで一巻は終わる。


ん?こんな話だったっけ?と思うが、 著名だが実はあまり皆読みこんでいない 原作をアレンジしてリメイクするというのは、 非常に正しい試みだと思う。 著作権なんてのは後の世の文化のために 極力オープンになるべきところ、 ネズミで儲けている某社のせいで 世界的におかしなことになっているのは よろしくないのではないかと。 なんで製薬の権利よりも著作物のほうが 長いのか、誰が説明できるものだろう・・・。


【データ】
石川優吾 (いしかわゆうご)
BABEL
【初出情報】ビッグコミックスペリオール(2018年) 【発行元/発売元】小学館 (2018/5/30) 【レーベル】ビッグ コミックス 【発行日】2018(平成30)年6月4日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ BABEL 1 (ビッグコミックス)
あの「八犬伝」を石川優吾が大胆に描く!
あの歴史的伝奇小説「八犬伝」を石川優吾が大胆にアレンジ! 新しく、怪しく、艶やかに紡がれる新感覚時代絵巻! 里見家の伏姫と神の狗・八房の因縁により導かれし八人の若者たち。 壮大なスケールで描かれる運命の物語に刮目せよ!


■当サイトの著者他作品レビュー
【オススメ】 石川優吾/ワンダーランド
石川優吾/イヌナキ
【オススメ】 石川優吾/スプライト
石川優吾/子泣きじじいの飼い方

■当サイトの月間オススメはこちらから


search this site.

mobile

qrcode

selected entries

categories

profile






















ブックオフオンライン

チケットぴあ

ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM