【オススメ】 田中靖規/サマータイムレンダ


サマータイムレンダ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

■【オススメ】久々に故郷の島に帰ってきた少年に 降りかかるサスペンス。きれいな絵柄に、中身のある話。 しかしこの展開は描き手も読み手も頭使うな・・・。

幼馴染が水着で語りかけてくる夢を見ていた少年。 起きがけに船で同乗していた向かいの見知らぬ女性に すがりついてしまう。島につけば、 妹同然の女の子が自転車でお迎えにくるが ブレーキがきかずにそのまま海へ。 転落する際に下着を思いっきり目撃してしまう。


そんな、少年誌らしいラッキースケベ展開で、 絵もかわいいというか綺麗だし、人間が少なく関係も密な 離島でのラブコメ展開か、と思ったが、その後の話は全く違った。


主人公の帰郷は家族同然で育った幼馴染が亡くなったため。 葬式に出るためだったが、遺体には不審な点があったという。 幼馴染の妹は、ドッペルゲンガーを見かけた、という話を持ち出す。 するとそこに通りすがりの人物が。影の病、というその島の風土病 について説明する。「影を見た者は死ぬ 影に殺されるんや」と。


主人公には守れなかった者がおり、そして守りたい者がいる。 それを襲おう、乗り代わろう、とする存在がある。 外部から島にやってきてその存在について探っている者もいる様子。 そして、 知っている島の人間そっくりの姿形で襲ってくるモノに、 主人公は頭を撃ち抜かれてしまう。


話のスタイルとしては、最近作では 堀尾省太「刻刻」 三部けい「僕だけがいない街」 が近い。 タイムリープというかループ系。 異世界的な存在も入れ込んでいるので前者のほうがより近いか。 主人公の記憶だけは累積されていく 『恋はデジャ・ブ』方式。考えてみればこういう設計でコメディにしたこの映画は凄いんだなと思う。


過去に起こったことを主人公は蓄積しながら、同じ日を繰り返す。 これは話が進むほど構成が重層的になり複雑化するということで、 作者さんは大変だろう。 今のところ非常に面白く興味深い。 続刊の展開を楽しみに待ちたい。


【データ】
田中靖規 (たなかやすき)
サマータイムレンダ
【発行元/発売元】集英社 (2018/2/2) 【レーベル】ジャンプ・コミックス+ 【発行日】2018(平成30)年発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ サマータイムレンダ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

幼馴染の潮が死んだ──。その報せを聞き、故郷の和歌山市・日都ケ島に帰ってきた慎平。家族との再会。滞りなく行われる葬儀。だが島にはある異変が…? ひと夏の離島サスペンス!!


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