押川剛、鈴木マサカズ /「子供を殺してください」という親たち


「子供を殺してください」という親たち 1巻 (バンチコミックス)

■内容は題名通り、しかしユニーク。 これがフィクションであるなら文句なしにオススメなのだが。

原作ありのコミカライズもの。精神的に壊れているが 適切な対応をとられていない子供(といっても既に 成人している人が殆ど)を、親の依頼で医療施設に 送り込むべく説得する、そんな特殊な移送というか 警備業務を担う人物のお話。


作画の鈴木マサカズ氏の飄々とした画風もあり コミカルにも見えるが内容はシリアス。 そんなシニカルな話だが、これがフィクションではなく、 原作者自身の仕事を描いたノンフィクションであると いうことで、驚く。いや、これ、実話ベースだと したら、どう消化すりゃいいんだ、読者は。


こう言ってはなんだが、内容は突き抜けていて面白い。 しかし何が主人公にその仕事をさせるのか、 がいまいちわからない。子と向き合わない親が問題なのだ、 的な話ではありつつも、主人公はその親からカネを いただくことで仕事にしているわけだろう、 それをこうしてオープンにするのか?うーん・・・。


フィクションとして読んでしまうとオススメなのだが、 いろいろもやっとする。いや、これも現実、ではあるんだろうが。 これまた巻またぎも上手いんだ・・・。続刊発売済 → 「子供を殺してください」という親たち 2巻 (バンチコミックス) 気になるけど、 うーん、買っていいものか。原作はこちら→ 「子供を殺してください」という親たち(新潮文庫)


【データ】
原作=押川剛、漫画=鈴木マサカズ
「子供を殺してください」という親たち
【発行元/発売元】新潮社 (2017/8/9) 【発行日】2017(平成29)年8月9日発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
amazon→ 「子供を殺してください」という親たち 1巻 (バンチコミックス)

家族や周囲の教育圧力に潰れたエリートの息子、酒に溺れて親に刃物を向ける男、母親を奴隷扱いし、ゴミに埋もれて生活する娘…。現代社会の裏側に潜む家族の闇と病理を抉り、その先に光を当てる――!! 様々なメディアで取り上げられた押川剛氏の衝撃のノンフィクションを鬼才・鈴木マサカズ氏の力で完全漫画化!


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