荻野純/透明人間の骨


透明人間の骨 1 (ヤングジャンプコミックス)

■DVのある家で育った子の哀しい話。

自分の感情をコントロールできず、すぐ 母親を殴りつけるような父親のいる 家庭で育った娘の話。


父が怖く、他の家の父親はそうではない 知ったことで、他の家庭との差を感じてしまい、 しかも自分たち子供のせいで母は独立できず離婚にも 踏み切れないのだろうと思った主人公は、 心を閉ざして生きてきた。


そんな話に投げこまれた飛び道具は、 彼女が透明化できる能力を身につけた、ということ。 文字通り、鏡にも映らない、と。 その能力を使い、彼女は父を路上であやめてしまう。


それ以降、家庭には平穏が訪れる。 一方で、彼女は父の幻影を度々見ることになる。 自首しなければいけない。でもそれはいまではない。 そう言い聞かせて、でも彼女は普通の生活はもう送れない。


そんな、十字架を背負い続ける主人公の話。 まぁ勝手に重荷に感じているだけではあるが、 実際に人殺しをおかしている、という点で 軽々しくそんな荷は背負わなくていいんだよとも言えないという、 重い設定の話になっている。


これ、父殺しをしてなければどうにでもなると思うんだが、 この話、どうするつもりなのかね・・・。 父殺し神話的なものに則って話を描くつもりなら それはそれでありだと思うが、まぁ、正直、 その方面は飽和状態でもあるわけで。 透明人間の方向を掘っていくのが正解、なんだろうなぁ。 だとすると、ますます、余計なこと主人公にさせてるよなぁ、 と思ってしまう。 → 透明人間の骨 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)


【データ】
荻野純
透明人間の骨
【発行元/発売元】集英社 (2017/11/17) 【レーベル】ヤングジャンプコミックス 【発行日】2017(平成29)年発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★
■購入:
amazon→ 透明人間の骨 1 (ヤングジャンプコミックス)

感情的な父、無関心の兄、耐え忍ぶ母。崩壊した家庭の中で過ごす少女・来宮花(きのみやあや)。「ここに居たくない…」そう願ったある日、透明人間になる術を身に付け――。これは一人の少女が普通を、痛みを取り戻すまでの物語。



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