【オススメ】 糸井のぞ/真昼のポルボロン


真昼のポルボロン(1) (BE・LOVEコミックス)

■【オススメ】 しゃべらない、と決めた娘のお話。 変化球効きすぎだが、 ある種の疑似家族ものとして面白い。

生まれた時から、外の世界に出るくらいなら 死んだほうがマシだ、と思っていた女の子。 なので、生まれてからも彼女は人前で喋ったことがない。 そんな設定の人物を主人公とするお話。


母は亡くなり、母の姉夫婦のもとにいるが、 ネグレクト気味。もともと面倒を見ていた祖母が 入院したので、ということのようだが、 そこに舞い込んできたのが実父からの連絡。 彼が娘である彼女を引き取りたいと言い出してきたのだった。


父には、母を捨てたが出産時に病院に来たものの 祖母に謝絶されたという過去があるらしい。 ちなみに職業は小説家兼大学の講師。 ルックスがよく、 誰にでもいい顔をするので モテるのだが相手の気持ちを忖度できない。 そして当然のようにメンヘラ系の彼女を引き寄せる。 まるで母に似たような。


この世で唯一許さない人が実父だ、というヒロインの発想は 面白いが、まぁなんでそんなことになっているのだ? というと、母や祖母の刷り込み以外にはありえないのだが、 まぁそういう設定なのだと理解するほかないのだろう。


話としては、実際の父娘ではあるが殆ど疑似家族のような 二人を描くもので、それを年端もいかない娘の視点 から描写するところはユニーク。ただしその分ファンタジーさが 濃くなるので現実味は薄くなる。


女性との恋が続かない父親が、娘となら永遠ではないか、 と閃いて彼女を引き取ったという時点で絶望的な話ではあるが、 そこに彼のことをよく知る人物を周りに配したことで 物語としての体裁は整った。あんまり展開はなさそうだけれどもなぁ。 続刊出たので買って見ます。→真昼のポルボロン(2) (BE・LOVEコミックス)


【データ】
糸井のぞ (いといのぞ)
真昼のポルボロン
【発行元/発売元】講談社 (2017/6/13) 【レーベル】講談社コミックスBL 【発行日】2017(平成29)年6月1日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 真昼のポルボロン(1) (BE・LOVEコミックス)

自分をこの世界に連れ出し、すぐに捨てた父親への嫌悪感から9歳の少女るつぼは父親を許さないと決めて生きてきた。だが、そんな二人が期間限定で「親子」をすることになり!?


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