藤見よいこ/だんだん街の徳馬と嫁


だんだん街の徳馬と嫁 上巻 (ビッグコミックス)

■よい話だがよくある話。この時代設定にしたのは、 話を作りやすいだろうが、それゆえに凡庸にもなった。

福岡県八幡市が鉄の街であった時代。舞台は終戦後間もなく。 冒頭は結婚式。主人公は死んだ兄の妻った人を娶った。


この時代、よくある話。主人公は兄と同じ職場。 慕われたリーダー肌の兄とは違うが、 頼りなげなところが可愛がられるキャラクターでもあり、 腕と目の良さはクチの悪い鉄工所員にも認められている。


妻の美形で 訛もなく、それは妾の子だからだというが、 それは田舎にはいないキャラクターである。 主人公は戦争に行くところを怖がり嫌がり、 そのために兄が戦場へ行き亡くなったことで 引け目に思っている部分がある。


で、夫婦として構築していけるのかどうか、 を描きつつ、兄の亡霊が出て来るのが大筋である。 まぁ亡霊といっても実際に出て来るわけでは、 と思いつつ、戦後という環境であれば何でもありではある。


ただし。そうした作品は別に珍しくはない。 この時代設定ゆえに作ることができる話である。 どうしてもこの時代でこうした話を作らなければいけない 理由が個人的にあるなら別だが、 読み手にとってそうした理由は関係がない。 なので、どうせならもっと捻った舞台設定で、 読むものを唸らせる話にしてほしかった。


とはいえどう落ちをつけるのかは気になるんだよね・・・。 下巻は買おうかな・・・。


【データ】
藤見よいこ (ふじみよいこ)
だんだん街の徳馬と嫁
【初出情報】月刊!スピリッツ(2015年、2016年〜2017年) 【発行元/発売元】小学館 (2017/9/12) 【レーベル】ビッグ コミックス 【発行日】2017(平成29)年9月17日初版第1刷発行 ※電子版で購入
■評価→ C(標準) ■続刊購入する?→★★★
■購入:
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終戦直後、福岡県八幡の製鉄所で職工として生きる徳馬。 彼の兄・義一が戦死し、遺された妻の万火子と結婚することに…。
兄の嫁として憧れの人であった万火子との生活が始まるが、 まだ彼女の胸の内にある義一の存在は消えていない…! その影を乗り越えることができるのか、苦悶する徳馬だが、 やがて「当たり前の夫婦」となることができるのか。
日々の暮らしを共にする中で、もどかしさと切なさ、 ピュアな初々しさがあふれる夫婦ラブストーリーが始まります。


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