【オススメ】 横山了一/戦国コミケ


戦国コミケ 1 (MFC ジーンピクシブシリーズ)

■【オススメ】戦国にトリップしたオタク が激戦をくぐり抜ける、タイムスリップもの コメディというかパロディ。

コミケ会場に買い出しに行っていた兄妹。 会場から出たところで落雷にあい、 気づくと彼は戦場にいた。 「何者だおぬし?千を超える兵をものともせんとは・・・」 「千?実に小規模なイベントですな・・・/小生は20万人が集まる戦場を くぐり抜けてきましたから・・・!」 襲ってきた敵をいなした彼を、 木下藤吉郎秀吉が取り立てることになる。


戦国時代にタイムスリップしてしまう話、 だがこの手の話は主人公が何故?と狼狽するところから 始まるものだが、本作の場合、主人公はあっさりと 環境を受け入れる。順応力があり、しかも ヲタク活動で育んだ反射神経もあるので、 彼は戦国時代でも馴染んでしまい、 それどころか手柄をあげていく。


一方で流石に信長や家康のことはわからんでもないが 詳しいことはほぼ知らず木下藤吉郎が豊臣秀吉であるという ことも朧げにも理解していないという歴史無知設定。 しかしその知識のなさはハンデキャップになっていない。


今後はどこまでストーリーものとして組み立てていくのか、 が焦点か。主人公の出現で歴史が変わる系の話にするのか、 史実に沿う形で主人公を活躍させていく「 信長の忍び http://manga-1.com/?eid=4396 」の話にするのか。 本作は基本的に落ち着いた雰囲気なので、 一発芸的なワンショットもの で繋いでいくだけだと続刊で失速感が出てしまうかもしれない。


連載目当てにツイッターで発信し 見事書籍化をゲットしたという マーケティングに基づいた一作。 ウェブで楽しませてもらったので お金払って買ってみたが 確かに面白い。とはいえ124ページってのは 4コママンガかと思うほど薄めの本。 まぁ同人誌に比べれば厚くて安いが。



【データ】
横山了一 (よこやまりょういち)
戦国コミケ
【発行元/発売元】KADOKAWA / メディアファクトリー (2017/8/10) 【レーベル】MFCジーンピクシブシリーズ 【発行日】2017(平成29)年8月10日発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ 戦国コミケ 1 (MFC ジーンピクシブシリーズ)

爆誕!! コミケ帰りの戦国タイムスリップコメディ! "千を超える兵? 実に小規模!! 小生がくぐり抜けてきたのは、20万人が集う戦場!"


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