【オススメ】 藤巻忠俊/ROBOT×LASERBEAM


ROBOT×LASERBEAM 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

■【オススメ】隠れた天才を描くゴルフもの。 話はシンプル。ゴルフという題材を少年向けに描くなら、 確かにこれが正解。

ロボ、と呼ばれる少年は馬鹿真面目でクソ几帳面、融通きかない空気読めない、 無感動無表情。アスペルガーめいた設定のこの人物が主人公。勝負事が 嫌いな彼が、ゴルフを始めることになる物語である。


こんな設定の主人公だが同じクラスに幼馴染の友達がいるのは幸い。 その友人がゴルフ部で、主人公も誘うのだが、彼は断る。 しかし彼は全くクラブを握ったことがないわけではない。 流れで練習場に行き打ちっぱなしを体験もする。 頭の中で計算し身体をそれにフィットさせることで、 まっすぐ打つし距離感もばっちり。 同年齢で既に注目されている有名ゴルファーもおり、 その人物に主人公が着目されるという展開は外堀の埋め方として見事。


要するに、ゴルフ版の「 ベイビーステップ 」というと当たらずとも遠からず。 ただし今のところ、ヒロイン的存在は不在。っていうか女の子、 出てきてないな。それが許されるのは ヒット作「 黒子のバスケ 」の著者ゆえか。


いまどき少年向けにゴルフものかよ、という話もあるが、 ゴルフ業界としてはこんな状況だからこそヒットして欲しいだろう。 別のどんな題材でも面白ければ読者はつく。 ただし、ゴルフは相手と直接やりあうスポーツではないので、 バスケほどに見せ場は作れないし、勝負の醍醐味もない。 だからこその主人公のキャラクターなのか、とも思うが、 陸上のトラックものや水泳ものなど所詮個人の成績を突き詰める 類のスポーツものは信仰や宗教じみた方向に突き抜けがち。 先行き考えると、そのあたりが気になるところ。


とはいえ、一対一で相対しゼロサムで戦う系のスポーツは型にはまっていきがちなので、 セパレートされた個人同士がスコアやタイムで競うスポーツのほうが フィクションとしてまだ開いていない扉が多いようには思う。 その扉がどこにあるのか、はまた別の難しい問題であるのだが、 それをこじ開けるような意欲的な作品となることを期待したい。


【データ】
藤巻忠俊 (ふじまきただとし)
ROBOT×LASERBEAM (ロボレーザービーム)
【発行元/発売元】集英社 (2017/7/4) 【レーベル】ジャンプ・コミックス 【発行日】2017(平成29)年発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
■購入:
amazon→ ROBOT×LASERBEAM 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
【デジタル版限定!巻末に描き下ろし特典イラスト付き!】融通がきかず無表情、ロボこと高校生・鳩原呂羽人。彼をゴルフ部に誘うトモヤは新しいクラブを試すため、ロボを練習場へ連れだす。だが他校のゴルフ部に絡まれ、なんとロボが勝負することになり!?


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