【オススメ】 田村隆平/腹ペコのマリー


腹ペコのマリー 1 (ジャンプコミックス)

■【オススメ】本作も著者の前作同様、ヤンキー漫画の進化系。 かつ本作では教会と寺というロミオとジュリエット的な構造に、 さらには時間の超越や憑依といった要素も詰め込み、 それをきちんと整理して見せるのだから、そりゃあ面白い。

お化け屋敷だと言われていた教会を訪れた小学生の主人公は、 中から女の子が出てきて驚く。しかもその子が可愛くて、 彼は初恋に落ちた。が、彼の家はその隣で、しかも寺で、 日本では珍しい道教の寺。隣家とは暗い因縁がある、 その娘にはもう会ってはならん、と言われてしまう。 女の子のほうも、親に同様の話をされる。 そして、それから6年が経った。


彼女の恋い焦がれつつもまともに話もできないままの主人公。 だが彼女が降霊しようとしていたところにたまたま居合わせてしまい、 見られたからには、と巻き込まれることになる。 ・・・なんで人前で降霊しようとすんねん・・・という のはさておき。ギャグ漫画のテイストなのでまぁ気にするなということなのだろう。


彼女の家が代々仕えてきた人を呼び出す、ということで、 その生贄に主人公はされてしまう。ちなみに降霊相手は、 マリー・アントワネットの娘、マリー・テレーズ。 降臨儀式の途中で雷が教会の少年の上に落ち、、 姫は出現したものの、その魂は少年のまま、 というねじれ現象が起きてしまう。


ん?なんで外見だけ変わるの?と思うが、実は姫と少年は 一つの身体を共有しており、空腹になると姫が表に出る。 出るのだが、そうすると外見は少年に。魂と外見とが マッチしない結果になる。そのおかげで、姫の格好をした 少年がカンフーアクションをするという倒錯した シーンが誕生した。


基本的には結ばれなさそうな報われなさそうな少年少女の 恋物語、なのだが、ロミオとジュリエット的な設定だけでなく、 少年は自分の身体と心が分離してしまうという幽霊状態。 この混沌で一巻は引っ張りつつ、続刊では互いの家の先代の 因縁というものが明らかになっていくのだろう。


ちゃんとコイバナを忘れずにちょいちょい触れているのが 上手なところ。


【データ】
田村隆平 (たむらりゅうへい)
腹ペコのマリー
【発行元/発売元】集英社 (2017/7/4) 【レーベル】ジャンプ・コミックス 【発行日】2017(平成29)年発行 ※電子版で購入
■評価→ B(佳作) ■続刊購入する?→★★★★
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家業がお寺のタイガは、お隣の教会に住むアンナに片想い中。だが互いの家の仲は最悪、近づくこともできず…。ある日、タイガはアンナのとある儀式を目撃し、彼女に協力することに。ところがそこに雷が落ちて…!?


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